mixiユーザー(id:4941862)

2024年12月07日21:25

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映画「正体」☆☆

2024年12月7日劇場鑑賞

良い映画だったが、横浜流星の出会う人みんな良い人なのと逃走の過程で横浜流星が犯罪に手を染めたり誰かを裏切ることがない、または描かなかったのは脱色しすぎて逃走物としてはキレイすぎるような気がする。

物語は、冤罪の証明をするため脱獄逃走しながら各地で活躍する主人公の行動を描く。

吉岡里帆、横浜流星、山田孝之と主演できる人が3人も出ているうえに、それぞれの個性が上手く表現できているのは、藤井監督の確かな力量を証明していると考えます。
ただ、その点役者の個性を活かすことに全振りした影響で、リアリティラインは大分下げ気味で構成されていて、例えば横浜流星は良い人に描かれているため、脱獄後車上荒らしをするシーンが一度ありましたが、生きていくためにズルや犯罪を犯すことなく人々の善意で何となく前向きに進んでいるところは少しご都合主義に見えなくもないです。
吉岡里帆はもっと厳しくて、良い人過ぎるマジ天使。正直親のことがあったとは言え無条件に入れ込み過ぎだと思いました。
山田孝之が良心の呵責に耐えきれなくて最後に転向するのは良い演技しますねって思えました。

主人公は高校生で死刑判決受け地獄しか知らない状態で、社会というか世界を知ることになり、酒や焼き鳥、ほろ苦い恋愛等の年齢相応の経験を積んでいく過程はグッとくるし、何より横浜流星の誠実そうなオーラがとても活きていて良かったです。

映画の最後、私は蛇足かなって思った裁判シーンを監督は入れるか最後まで迷ったとパンフレットに書いてありましたが、多分入れないとヴィレッジ2になっていただけなので、入れた方が興行的にも良いかと考えます。

それと横浜流星が逃走の過程で身分証明書やクレジットカード、携帯電話を用立ててくれる協力者が存在したのかしないのか劇中語られていないが、少なくともこれらのうちどれかが無いとまともな職には付けないと思うし、長野での介護施設に潜り込むのは難しいと考えます。

面白かった、不満が無い訳ではないがかなりイケていたと思うのでお勧めです。
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