mixiユーザー(id:4941862)

2024年06月01日23:27

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映画「無名」★

2024年6月1日劇場鑑賞

中国映画って初めて観たような気がする。
香港映画とか中国資本のハリウッド映画とか観たけど、ザ・中国映画という意味では貴重な経験でした。

物語は、中国共産党の名も無き秘密諜報員が大日本帝国と中華民国の国民政府を相手に諜報戦で輝かしい勝利を収めたという記録映像です。

中国映画の面白かったところは、最初のスポンサー、配給会社の自己主張の強いロゴが何社も何社も映るところ、その後に制作陣(監督他スタッフ)及び役者の身分役柄名前が漢字で画面一杯に映るところ、最後のエンドロールで役名「小柴」演者「柴犬」と犬が普通に載っているところです。

手数の多い編集で、正直最後まで観ても理解に苦しむ謎の多い映画ですが、スパイ映画の難解さというより、サスペンス映画のそれでした。
最後まで観ると、あの人が敵でこの人を利用していただけでと人間関係が整理されるのですが、こんな複雑にしなくても結構序盤からはっきりと裏切りを示唆するシーン入れていたのがもったいないなと思いました。
それと、最後まで観ても理解できなかったのが、中盤の日本の要人を暗殺する件で、これによって中国共産党は何を得られたのかが見えなかったのと、その前後で大日本帝国陸軍の特務機関員が主人公の一人を港に行かせるのですが、特段何もせず屋台で飯食って帰るだけだし、中国共産党の工作員は何かを察して逃げようとして慌てるのが謎でした。

スケール感はすごい良くて、大日本帝国軍による広州空爆のシーンでは、広州の街が画面一杯に描かれ、上半分が黒煙で観えない風になっていて激しい空爆だということを表現していました。

終盤の大見せ場で派手なアクションしたりして裏切り者として主人公が消されるのかと見せかけての展開とかも解かりにくく、この辺アクション映画とスパイ映画のバランスも悪かったと感じました。

中国共産党のプロパガンダ映画みたいな物で、結構シンプルな話のはずが、編集でややこしくしているように観えるので、編集の大切さを知る意味でお勧めです。
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