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2024年03月24日23:10

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城西署のノノさんと園咲琉兵衛が好きでした

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昨年TOKYO MXで再放送していた『俺たちの旅』の録画を見ていて、ようやく40話目の寺田農さんゲスト回を観た翌日、虫の知らせだったかのように訃報が届きました。カースケ(中村雅俊)が好きになった八百屋を切り盛りする明子(丘みつ子)には、実は疾走した旦那がいて・・・という話の、その旦那役が寺田さん。珍しく(?)好青年系の役で、夢だった焼き物の道に挑戦するため実家を捨てたという、主役の恋敵なのに憎めないキャラ。
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ふたりが新宿の陸橋を歩いてくる姿をロングショットで正面から捉えた長回しシーンがあって、これを見て驚いたのは中村雅俊よりも寺田農の方が脚が長いこと。身長は圧倒的に中村雅俊の方が高いのにこの差は・・・失礼ながら意外とスタイルバツグンだったのね。
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自分が寺田さんの名前と顔を覚えたのは1976年放送の『いろはの"い"』。これ自分が初めてドハマりした大人向けドラマで、記者クラブを舞台に人間模様を描く1話完結ものですが、寺田さんは城西署の野々村刑事役でレギュラー出演。記者連中にいつも厳しく当たる憎まれ役である一方で、意外と情に脆いところを見せたりする、言ってしまえば『相棒』の伊丹さん的ポジション。険しい表情に、チラッと見せるやさしさが寺田さんの持ち味だった気がします。岸田森さん亡き後を継ぐのは寺田農か堀内正美か・・・なんて、実相寺昭雄監督作品でこの御三方は常連中の常連。平成になってウルトラシリーズに何回もゲスト出演してくださったのは嬉しかったですね。
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特撮作品での極めつけは『仮面ライダーW』の園咲琉兵衛=テラー・ドーパント。常に穏やかな振る舞いで園咲一家に偽りの団欒を演じさせ、いわゆる絶対権力者の余裕と裏に秘めた冷酷さを、短い登場シーンで毎回強烈に印象付ける最強敵キャラでした。人類を地球と一体化させて進化を極めるという目的と、家族への想いを錯綜させた終盤の狂気の展開は仮面ライダーシリーズでも類のない説得力で、その野望の中核にある園咲琉兵衛のインパクトは絶大。最後の炎に包まれながらのダンスシーンは、当時の子供達にはトラウマになったことでしょう。寺田さん出演作品を順番に見返すのがしばらくの楽しみになりそうです。ご冥福をお祈りいたします。

◆寺田農さん死去 特撮界でも欠かせない存在感 キャストたちが追悼 『W』桐山漣や『ブレーザー』蕨野友也が「寂しいけどまたいつか」
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俳優で声優としても活躍した寺田農さんが14日未明、肺がんのため亡くなった。81歳。所属事務所「CESエンタテインメント」が23日、公式サイトで公表した。
 同社は「弊社所属 寺田農が2024年3月14日未明、肺がんのため81歳で永眠いたしました。最後まで仕事を続けながら、諦めることなく希望を持って、治療に励んでまいりましたが、桜の開花を待たずして帰らぬ人となりました」と報告。
「これまで応援して下さったファンの皆様、多くの作品でお世話になりました関係者の皆様の生前のご厚誼に深謝いたしますとともに謹んでお知らせ申し上げます」と伝えた。
1942年11月7日生まれ、東京都出身。文学座付属研究所に入団。68年に映画『肉弾』で主演を務め、「毎日映画コンクール」で主演男優賞を受賞。多彩なジャンルのドラマ・映画・舞台で存在感を発揮した。また、『天空の城ラピュタ』ムスカ大佐役をはじめ、声の仕事でも愛された。
また、寺田さんは『仮面ライダー』シリーズ、『ウルトラマン』シリーズにも多く出演。物語に重厚感を加えた。『仮面ライダーW』(2009)には園咲琉兵衛/テラー・ドーパント役で出演。左翔太郎/仮面ライダーW役の桐山漣はインスタグラムのストーリーズ機能に寺田さんの写真を添えながら「朝から当時のこと寺田さんのことずっと思い返してます」とつづると、「寂しいけどまたいつか!お元気で ご冥福をお祈りします」と天国の寺田さんに伝えた。
ウルトラマンシリーズ最新作『ウルトラマンブレーザー』(2023)にもドバシ ユウ役で出演。ヒルマ ゲント/ウルトラマンブレーザー役の蕨野友也はX(旧ツイッター)で「今まで現場を3度御一緒させて頂き、内1回は現場が終わって見学していた所、『蕨野くん良かったね〜。一緒に帰ろう』と声をかけてきて下さり、寺田さんの御自宅付近までサッカーや、お仕事の話をしたのを鮮明に覚えています。あんなに優しい大先輩からもっと学びたかったです。御冥福をお祈りします」とコメント。田口清隆監督は「寺田農さんとの思い出。ブレーザーでは、準レギュラー・ラスボス的な悪役として出演していただいた。シリーズ構成を始めた最初の時点から、ドバシ ユウは寺田農さん前提で当て書き。ジムのシーンではミラーサングラスをしてはどうかとか、面白いアイデアをたくさん出していただいたり。オーラがすごくて緊張しちゃうんだけど、空き時間に実相寺監督の話をすると、とても楽しそうに思い出を語ってくださって興奮しまくっていた。最後の撮影は、最終回の競輪場で日記を焼くシーン。終わってから恐る恐る『悪徳の栄え』DVDを差し出すと『いいの持ってきたねぇ』と快くサインして下さった。またどんなヤバいお爺ちゃんを演じていただこうかとワクワクしていたのですが、もうかなわない、もうお会い出来ないと思うと寂しくてしょうがないです。でもあちらでまた、お待ちかねの実相寺組が待っているんでしょう。とりあえずこちらは、お疲れ様でした」と追悼していた。
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