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渋谷の東急本店閉館に伴い4月から休館中のBunkamuraル・シネマが、旧渋谷TOEIの跡地にて6月16日から再オープン。正式名称は「Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下」。

今だから言ってしまうが、あの旧態依然とした渋谷TOEIの館内が、Bunkamuraブランドによってどのようにアレンジされるのか興味深かった。実際に行ってみるとロビーの内装と床やテーブル、ランプシェード等が大幅に一新されていて、LED間接照明のみでライティングされたフロア内の雰囲気はかなり変わっている。スタッフカウンターに設置された大きなアナログ時計には、上映作品の開始と終了時間の表記。これは意外と便利かも。

シアター内装は基本的に居抜きのままのようで7階268席、9階187席。シネマスコープのスクリーンサイズも意匠のままで特別な改装はなさそうだった。旧態依然をレトロ感と解釈して残したうえで、追加装飾によってBunkamuraブランドを演出している印象。スタッフの制服はグレー基調で、ファッションブランド「HAKU」のユニフォームからとのこと。前と同じ店名の「ドゥ マゴ パリ」がスタンドカフェとして営業、並びでブックストアの併設もあり。
肝心の上映作品は渋谷TOEIとはガラリと変わり、ル・シネマらしく海外作品を中心とした独自性の高いマニアックなラインナップでこれが何よりも嬉しい。最初に鑑賞したのは『ソウルに帰る』で、フランス映画だが主演も脇役も殆どが韓国人でロケも韓国という異色作。この場所での営業期間は5年間限定とのこと。以降は再びBunkamuraに戻るとも思われるが、なにしろ渋谷の映画館がこれ以上減らないことを切望して足蹴く通いたい。
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