2023年7月23日劇場鑑賞
マーティン・スコセッシ製作総指揮で主演にオスカー・アイザック、その他ベテラン俳優でウィリアム・デフォーとかもいるため、ある程度知名度もあり大きな映画館でやっても良いのではないかと思い疑問を解決するため観に行きましたが、これはちょっと難しいなと感じた次第です。
物語は、軍刑務所での刑期を終えた主人公がムショ暮らしで学んだカード・カウンティングの技術を駆使しひっそりと生きていたけれど過去が迫ってくるという話です。
この映画は、カジノで地味に稼ぐ日常と軍刑務所に入ることになったアブグレイブ刑務所における特殊作戦の残像(PTSD描写)が交互に観られるため、タイトルからしてカジノでギャンブルして大金持ちになるとかなりたいとかいう映画を期待して行った層は失望し、イラク戦争における恥部をわざわざ観に行きたいという人は期待通りげんなりして帰っただろうと考えます。
最終的に若干の救いがあるけれども個人的には蛇足で、狂気に呑み込まれて復讐に走った時点でこの映画は終わっていたと受け止めました。
ところでこの映画の主題からすると関係ないですが、ポーカーの全国大会で主人公が勝てる理由を彼の独白で「ひたすら待つことだ」ということでしたがそれで良いのか、何かイカサマを仕掛けているのではないのかと思ったりしました。
それと元同僚の息子を更生させるために危ない橋を渡るという話運び自体は何百回と観た話ですが、この場合息子に道を示すことが更生であってこの映画のようにお金を工面して親元に返すだけだとあのような悲劇は起こるべくして起こったのではないかと考えます。
多分監督の期待通りの胸糞悪い話を観られたと思いますが、その通り受け止められましたのでお勧めはしません。
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