2023年5月20日劇場鑑賞
料理の世界が軍隊のように組織化されていることが分かったのと、フランスにおける移民問題の深刻さにも触れることができた。
物語は、一流レストランをクビになった訳ありシェフが移民を受け入れる施設のシェフになり移民の子供達と料理を作ることでお互い生長する話です。
子供達が全くしつけられていなくて驚いた、缶詰しかない汚れた厨房を見せることで、食べ物を与えるだけの役割しかない場所と印象付け、その後にフランス料理の出し方に沿って食事を給仕することで食べ方を教えることの重要性を認識できるのは上手い演出だと感じました。
子供達に料理を手伝わせることでチームとして一体になる過程はとても興奮する良い場面だった、特に子供達の関心時であるサッカーチームに例え厨房の中をポジション分けして指示するところなんか胸アツだった。
信頼を得てこれからという時に成人していたと見なされた子供が強制送還されることで、主人公自身が現状打破のため自分と向き合い戦いを決意する過程はもう少しドラマティックに演出しても良かったのではないかと思うけど、結論から逆算するとそこは本筋ではないので、まあ良かったのかなと思いました。
移民の子供は成人するまでに学校に入るか就職できないと強制送還されるという厳しいルールがフランスにはあると提示され、それに対して主人公は料理人として子供達を一人前にする、また施設の運営者は学校に掛け合って調理師コースを創設することで現状を打破しようとします。
なので、クライマックスのビックリ展開で主人公がテレビの画面を見守る姿に胸を打たれました。
結果的には目論見通り行くのですが、やっぱり強制送還される子もいるというビターな終わり方も現実的で私は好みです。
フランス料理が食べたくなること間違いないので、お勧めです。
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