2022年10月16日BS録画鑑賞
昔の映画だけど、社会問題に切り込んでいて深い。
派手な見せ場は無いが、大胆に登場人物を絞り構成された脚本と俳優の演技、それらをまとめる監督の手腕で一つの作品として優れていると感じたし、また被差別部落の問題をテーマの一つにしているため、自然と重たい話になるのですが比較的軽い感じで流せる程度には調整されているのも良い印象です。
物語は、レディ・ジョーカー一味による日之出麦酒の社長誘拐と身代金要求の顛末を描く。
北朝鮮にルーツのある金貸し、町工場で働く青年、元自衛隊員のトラック運転手、刑事と商店店主、障害を持つ女の子が協力して大企業を脅迫し現金を強請るという話は、弱い者達が結束して豊かな者から富を奪うスカッとする話にできたのに、被差別部落出身者の事故死に関係するアレコレや総会屋による脅迫を混ぜ、原作にあった報道関係者の視点を除いたところ、話のあちこちで説明不足な唐突な展開(あの人はいつ死んだみたいな)になりより話が分かりにくくなってしまったのは残念でした。
最終的にお金が行方不明になり、チームは自然解散、刑事が全ての罪を被って服役するという結末は若干違和感がありましたが、みんな最初から金に困ってという感じでは無かったので良かったかもしれません。
中々骨太な作品だけにもったいないような気がしますが、お勧めです。
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