2022年9月3日劇場鑑賞
普通に面白かったけど、ややドキュメンタリー寄りな演出だったので、どうしても劇的な演出が無く平坦な印象だった。
物語は、新聞社の企画で20年前の記事を再調査する新聞記者の視点で大物ラッパー射殺事件の真相に迫るという話です。
ロス暴動に代表される人種差別問題やラッパーの台頭、警察内部の(人種差別的)対立等、事件の真相を阻む要素は盛り沢山でしたが、結論はシンプルで、警察が犯人でしたという警察にとって都合の悪い真実を隠すため真相を藪の中に放り込んだというだけでした。
当時のロス市警の腐敗がよく分かる胸糞エピソードの数々、特に秀逸だったのは証拠保管場所から麻薬を持ち出し麻薬の売人に転売してぼろ儲けをしていたという話で、結果的にこういう腐敗の一端が世間に知れることで逆に事件の真相に蓋がされていったという、クソの山から糞を探すような話にゲンナリでした。
警察内部の組織「デスロウ」はL.A.コンフィデンシャルを想起させるモノでしたが、その辺りの真相を追う映画の方が面白かったような気がしますが、正直街全体が腐っているなら警察に消されるのがオチだなと思ったりしました。
L.A.コンフィデンシャルはこの1000倍は難解な作品なので、これ位の分かりやすさでロス市警の腐敗ぶりが伺えるのなら一見の価値ありだと考えます、お勧めです。
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