2021年9月6日BS録画鑑賞
前作はメキシコ麻薬カルテル撲滅作戦というシンプルな話に絞っていましたが、今作は非常な政治劇をひとまぶししたことで、より楽しい話になりました。
物語は、米国に対するテロリストの侵入ルートになっているメキシコ国境の密入国を仕切る麻薬カルテルの壊滅を政府から指示されたCIA局員とその仲間の話です。
メキシコでは警察官は麻薬カルテルの息がかかっているという設定を活かして景気よく警察に襲撃させることで、弱腰の米国政府が動揺するという流れは上手い脚本だったと感じました。
この映画では、米国政府側の動きで話が進みつつメキシコの少年の日常をちょいちょい入れてきます。それが、河で見張り番をしていたり、米国内のショッピングモールに車を運んでメキシコに帰ってきたりするのですが、後に語られる密入国の流れに沿っているので、とても上手い語り口だと感じました。
それと密入国自体はバスで国境の河に行き徒歩で河を渡るという単純な話ですが、麻薬カルテルの米国側協力者が赤ちゃんを後部座席に乗せた女性というのに驚きました。
前作よりも暴力描写大目でしたが、政府の指示で汚い仕事をしたのに、汚すぎる掃除しろと手のひら返しされ、仲間を殺しに行く羽目になるという無情さがこの映画の殺伐とした乾いた感じに合っていました。
面白い映画でした、政府側も麻薬カルテル側も真のボスは顔を見せない、そんな鏡像関係なところも見所なので、お勧めです。
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