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2021年07月10日12:02

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週報(21/06/28〜) 竹原

(二日目)
元々は初日に行こうとしていたのが竹原エリア。
航空便減便の影響により、広島空港から出ていたリムジンタクシーが運休となってしまった。
距離的にはそこまで遠くなく、広島市内から出ている高速バスと白市駅への路線バスで乗り継げそうな感じがあったものの、こちらも時間が噛み合わない。
三原周りでも時間がかかりすぎるため、諦めて翌日に回した。
 
呉線で2時間かけていくよりも、高速バスを使った方が時間が早い(70分程度)うえに値段も40円高いだけのため、高速バスを選択した。
最初はウサギで有名な大久野島へ行くのだが、生憎始発バスは竹原止まりのため、呉線に乗り継いで最寄り駅の忠海駅へ移動する事になった。
竹原駅エリア自体も観光地なので午後に立ち寄る予定なので、まずは駅前にある観光案内所にてパンフレットを入手した。
 
忠海駅へ移動し、大久野島行きのフェリー乗り場へ10分程歩いて移動した。
運悪く次のフェリーは40分後。チケット売り場にて往復の乗船券を買うと、ウサギの餌を5袋貰えた。
1袋200円の餌なのだが、乗船券自体は往復で740円。
完全にお店は赤字なのだが、観光客が減った事でウサギの餌やりが減った事も影響して無料で配っているのかもしれない。
 
フェリーに乗り15分。大久野島へ到着した。
下船してすぐ目の前にウサギがいた。やはりウサギの島である。…と感動したのはここまでだった。
餌に飢えたウサギは観光客を見かけると、すぐに駆け寄ってくる。
先程もらったウサギの餌5袋は周囲に匂いを嗅ぐわせているようで、20m以上離れたところからウサギが駆け寄ってくる。
奈良公園で鹿せんべいを持った観光客が、鹿に取り囲まれる恐怖と全く同じ恐怖感であった。
奈良公園の鹿ならば、体が多いので見分けが付くのだが、ウサギは草むらに隠れているので、必ず目視できるとは限らない。
歩いていると、突如横の草むらからウサギが飛び出してくる状態。
高台に登る階段脇の草むらからも飛び出してくる。ウサギは神出鬼没である。
ベンチに座ると、餌をねだって膝の上に飛び乗って来る始末。
建物内に逃げ込まない限り、休み場すらないのである。
最終的には「無視して早歩きする」事でウサギを振り切る事が出来ることを知ったのだが、この境地に至るまでには時間がかかった。
ウサギの餌は"餌付け"というよりも、まきびしのようにウサギから逃げるために使うようになっていた。
そのため、貰ったウサギの餌5袋は一向に減らなかった。
島一週完歩の最後の頃に、餌を持たずにお菓子をあげていたカップルの人に1袋丸ごとあげてしまった。
それでも使い切れずに、1袋は大久野島を出るまでに使い切れなかった。
 
大久野島というのはウサギだけではなく、戦争遺産がたくさん残っているしまである。
有名なのは毒ガス製造に関するものである。ほとんどが島の中央の山の中にあるのだが、何故か立入禁止となって入れない。
唯一海側にある「長浦毒ガス貯蔵庫」は規制線の外側から覗くことができた。
終戦後、毒ガス除去の際に火炎放射器で焼き尽くした跡が、今でも色濃く残っているのが印象的だった。
その他には所々に砲台跡が残っているが、一番目立つ建物は、港側にある発電所跡。
朝鮮戦争時には弾薬庫として使用されたようで、建物内は伽藍洞になっている。それ故に不気味な印象があった。
 
最終的に残ったウサギの餌1袋を持ち、帰りのフェリーに乗った。
餌袋を持っていても仕方ないため、チケットを買ったお店に餌を返した。
その際に使った餌の空き袋3袋も引き取ってもらえたのだが、1袋に1枚のウサギのホストカードがもらえた。
ここまでくると完全に大赤字間違いなしだと思えるので、おそらく自治体から何かしらの補助が出ているのだろう。
 
旅行前日(6/26)に竹原観光協会のサイトを見てみると、イッテQのロケがあったらしい。
前日(6/27)の放送にて竹原では黒滝山の登山を行った映像が流されていた。
https://www.ntv.co.jp/q/articles/304ntianur5su6o7tkt.html
元々今回の旅行予定には入れてなかったのだが、片道1時間弱で登れるらしいので、登る事にした。
フェリー乗り場と国道の交差点には、登山道の案内もあり、そのまま道に沿って登山口まで移動した。
最短コースはお墓の中を通る道だったのだが、斜面にあるお墓が一部土砂崩れで流されており、無縁仏のように一角に墓石が集められて祀られていた。
おそらく、3年前の平成30年7月豪雨(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E6%88%9030%E5%B9%B47%E6%9C%88%E8%B1%AA%E9%9B%A8)の被害だろう。
このお墓の上に、黒滝山登山口があった。
 
頂上までは迷う事はない一本道なのだが、道の途中には"黒滝山三十三仏"と名付けられた観音様が点在している。
一本道からそれた場所にもあるため、全部見て回ろうとすると、とてつもない時間がかかりそうである。
今回は時間が無い事と、降雨の危険性もあったので単純往復しかしなかった。
 
黒滝山山頂(266m)に到着した。少し岩場がある場所から瀬戸内海を眺めることが出来る。
イッテQの映像では危険がありそうな感じで流していたが、実際には危険な感じは(山屋にとっては)一切なし。
普通に展望が良い場所だった。もう少し晴れていれば四国側も眺められたと思う。
当然、先程までいた大久野島は間近に見えている。
この黒滝山には鎖場があるのだが、普段あまり使われていないと思われる鎖場程怖いものはないのでパスした。
 
そのまま下山して最短コースで駅に戻ってもつまらないので、街中を大回りして駅まで戻った。
想像していた通りに素朴な港町が広がっていた。
この雰囲気は思っていたとおりの瀬戸内の光景だったので、非常に満足した。
その代わりに電車を目の前で一本逃したため、1時間待ちとなった。
 
電車で10分移動し、竹原駅まで戻ってきた。
この街での目的は、"たけはら町並み保存地区"をただ歩くこと。
休日ならば観光客が多いのだろうが、行った日は普通の月曜日。
観光客向けのお店や展示箇所は閉まっており、基本的には古都の日常光景が広がっていた。
最初から竹原酒造(ニッカウヰスキー創業者である竹鶴政孝の生誕地)である。
NHK連続テレビ小説『マッサン』に登場する「亀山酒造」のロケ地でもある。
 
その次が高台にある西方寺への石段である。
こちらも様々なロケ地として使われている。さらに隣の普明閣からは竹原の町を一望することができる。
 
街並み保存センターは、この街なみの中では異色の洋風の建物である。
この中で竹原に関する映像が流されていたので、小休憩がてら15分の映像を見ていた。
 
その隣は、先程の竹鶴政孝と妻のリタの等身大銅像がいきなり現れる。
そのまままっすぐ道を進むと、交差点の位置に胡堂と呼ばれる目立つ建物がある。
映画「時をかける少女」にて、瓦が落ちてくるシーンで有名な建物である。
本町通りと呼ばれる1kmにも満たない通りで、これだけの見どころが詰まっている場所はそうそうない。
 
最近でも「るろうに剣心最終章The Final」でもロケが行われている。
駅前にある観光協会では、こちらの聖地とするアピールが行われていた。
 
本町通りではなく裏道となる通りにも見所はあるのだが、行った日が月曜日ということもあり、ほぼすべての場所が閉館または休業日だった。
そのため建物の外観を眺めるだけで終わってしまった。
今度は賑わっている休日に来るのも良いかもしれない。
 
この町並み保存地区の入口にあるのが、道の駅たけはらである。
この場所にも名物の食べ物があるのだが、既に時刻は16時直前となり、飲食コーナーは閉まっていた。
観光協会および竹原市で一番押している聖地は「時をかける少女」ではなく、アニメの「たまゆら」である。
 
この道の駅にもマンホールが飾られている。またグッズも普通に売られている。
しかし、町並み保存地区にはこれらに関するものは一切ないのも、潔いくらいである。
 
街中を歩いていて気になったのが、観光地としてブラブラと歩く場所としては良い所である。
しかし、観光客にお金を落としてもらう観光地としての面では不足しすぎているる
駅から町並み保存地区までの商店街は、ほぼシャッター通りと化している。
町並み保存地区の中はお店が非常に少ないので、飲食すら真面にできる場所もない。(自販機も置けない)
 
人は来るけれども、収益が上がらない観光地という寂しい一面を見てしまった。
大久野島の方がまだ儲かりそうな気がする。
 
フラフラと歩いているうちに16時を過ぎた。
これから広島まで戻るために呉線で戻ろうと国道を歩きながら駅へ向かっていた。
そうすると後ろから広島行きの高速バスが抜き去った。
思い出してみると16時11分に竹原駅発広島行きの高速バスがあったのを思い出した。
高速バスは一度駅に立ち寄るため、近場にあるゆめタウン竹原にある"竹原中央"バス停へ急げば乗ることが出来るかもしれない。
走ってバス停まで向かい、運よく高速バスに飛び乗ることが出来た。
この事で広島駅までの時間が1時間短縮できた。
 
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旅行日: 2021/06/28
写真: 大久野島(発電所跡), 黒滝山頂上から瀬戸内海, たけはら町並み保存地区(本町通り)
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