2020年1月26日(劇場鑑賞)
観賞前は映画マネーショートのようなイメージだったけど、登場人物のうち現場レベルの担当者以外の全ての人が積極的に国家を破産させる方向で協議し、自分の栄達しか考えていなかったという腐った官僚共の振る舞いに激怒して劇場を出ることになった。
物語は、アジア金融危機の真っただ中の韓国で密かに行われていたIMFとの協議を中心に、国家が破産するまでの過程を描く。
バブル→不景気の流れは、アメリカでも日本でも韓国でも一緒なのだなと妙なところに感心しました。
冒頭の銀行に入行する前の新人達を研修という名目で監禁、酒や現金で接待的なものをする場面、大手百貨店との契約を条件に金融機関から巨額の借金をする中小企業の社長等、バブル景気の描写として何度となく観た場面を観ることになります。
この映画、上映時間が1時間55分と短く、この手の経済を描いた映画としてはとても纏まりが良いと感じました。
本当は、もっと韓国の上層部が絡んでいた、または本当に事態を把握していなかったとしか思えませんが、この映画の中では経済官僚の独断で国家を破産から救う名目の元、国家そのものを外国に売り、自分達はその情報を大企業のトップに伝え天下りしつつ自分の身だけを守ったという話になっています。
過去の話を描き、最後に現在再び国家が破産する危機に瀕している中、前回の危機を乗り切った面々の今が描かれて終わるのは、良い演出だと感じました。
お勧めです。
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