2019年10月22日(劇場鑑賞)
音楽の演奏の良し悪しを映画で表現するのは難しいと感じた。
本作では、役者一人一人に合わせた演奏者を配役しているため、演奏描写に力が入っていると情報では理解しているつもりだが、音楽素人の観客に視覚的表現で優劣を観せられなかった、と私は感じた。
物語は、国際コンクールを舞台に主人公の成長を描く。
音楽映画と言えば、「神童」(2018年6月22日日記参照)を思い出す。
あれも相当だったけど、今回もやはり評価が難しかった。
ただ、この映画における天才ピアニスト表現は秀逸で、砂浜で自分の足跡で音符を描きクイズを出すという凡人にはとても理解できない遊びを嬉々として行う様に表れていました。
それと、邦画であんなバッサリとしたラスト観たのは久しぶりだった。
※主人公の演奏が終わりニッコニコの笑顔アップで暗転、コンテストの結果が字幕で表示されエンドロールとなる。
もうひとつ、邦画としては珍しいなと感じたのは英語の台詞使いで、役者たちの英語の台詞が聞き取りやすく自然に喋っている感じがとても好印象でした。
最後に、蜜蜂と遠雷というタイトルの意味。
蜜蜂は神童こと風間塵のことで、彼の目的「音を外へ連れ出す」、この場合音は松岡茉優演じる栄伝亜夜のことで、遠くでなる雷とは世界は音であふれているという栄伝亜夜の母親の言葉にあるように、彼女の引くピアノの例えだったと考えます。
決してつまらない映画ではなく、役者の演技合戦に引き込まれる映画でした。
この後観た「JOKER」と違い、とてもポジティブな引き込まれ方で、とてもお勧めです。
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