2019年7月12日(地上波鑑賞)
細田守作品としては、初めてノレナカッタ。
ただ、この映画のメッセージ性は十分受け取ったつもりです。
私の期待した冒険活劇とはちょっと違いましたけどね。
物語は、くんちゃんの王国に激震が走るところから始まり、新しい女王である妹「未来」ちゃんを受け入れるところで終わります。
まず、どうでも良い苦言から言うと、エンディング時点で赤ちゃん7カ月(夏)とすると生まれたのは冬になりますが、箱庭の樹とその下の雑草(多分メヒシバ)が青々としているのはおかしいと思いました。
しかし、あの箱庭はファンタジー世界への入り口のため、気にする方が悪いです。
子育ての難しさが全編描かれていますが、当方独身男性につき全く共感できる要素が無く、そのことがノイズになりました。
しかしながら、自分の母親の子供の頃片付けができなかったことを知ったことで、寝ている母親を優しく撫でたり、曾爺さんから教わった馬&バイクの乗り方で自転車に乗れるようになり、更にお父さんが子供の頃自転車になかなか乗れなかったことを知ることで、くうちゃんが自転車に乗れた時の涙の訳を知ることになる等、ファンタジーというフィルターを通して一族の繋がりを視覚的に表現しているところがこの映画の良さだと感じました。
ラストの夫婦の会話(自分は良い父親&母親になれたのかな)と、くんちゃん&未来ちゃんのバナナを分け合うという和解とキャンプに行ってきますという言葉により、とても良い未来を予見する感じで終わりました。
最後に、自分もそうでしたがくんちゃんは家族のことを「お父さん」「お母さん」と呼ぶため名前を知らないということがクライマックスの重要なカギとなり、誰の名前を知っているのかが答えとなるという、子供あるあるな洒落乙な展開はとても良かったです。
子供のいる親が観ることをお勧めします。
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