2018年12月18日(BS鑑賞)
物語は、ナポレオンの退位からナポレオン率いる大陸軍がワーテルローで敗れるまでを描いている。
歴史的事実は知っていますので、ナポレオンが勝つとか思っていませんでしたし、そういう物語的な盛り上がりは無かったです。
ただ、この映画何がすごいって大草原を画面いっぱいに人馬が埋め尽くし、当時の陣形や合戦描写を丁寧に再現して見せたという一点にあります。
現代のCG技術はとても自然に大群や大自然を再現できると思っていますが、この映画を観るとやはり本物に勝る画は無いのだと感じました。
正直、古い映画のため舐めていた部分が心のどこかになかったとは言い切れませんが、期待値が低かった分だけガツンと重たい一発を喰らった印象です。
ソ連軍全面協力の元、有り得ない規模の兵馬を動員して製作されていることが一番分かるのはナポレオン軍の渡河シーンで、画面手前の橋をナポレオンが乗る白馬と近衛師団の列、橋の手前と向こう側を騎兵が渡り、そのさらに奥画面いっぱいまで兵馬が渡河をしている風景が映し出されます。
普通の映画なら、橋を渡るナポレオンの画だけで軍隊が渡河しているシーンとして成立しますし、橋の周りに軍隊が映ればそれは迫力のあるシーンだと普通思えるのですが、これでもかと画面いっぱいに渡河をする兵馬の列を描いているところに、この映画の売りがよく解ると感じました。
こういう映画観ると、社会主義国家の方が良い映画を作る環境はあるのかなと思ったりする次第です。
※ある一定方向を向いている時に限るという注釈が入る。
迫力はありますので、可能な限り大きな画面で観るのがお勧めです。
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