2018年3月11日(劇場鑑賞)
「勝手にふるえてろ」と言い放ち、主人公が彼氏を押し倒して映画が終わるという、究極にして最高の演出にこっちがふるえてしまった。
また、主人公の行動に共感し、スクリーンに映る主人公と過去の自分を同一視してしまう、貴重な体験をすることができました。
物語は、中学時代に好きだった男(一)と同期で告白してきた男(二)の間で、妄想と現実の軋轢に主人公のココロが揺れ動く様子を描く作品です。
松岡茉優の魅力が全開で、正直ヤラレタ。
また、会社の描写で女性が仮眠室と思しき部屋で寝ている様子は、うちの会社の休憩室を彷彿としてびっくりした。
それから、女の子同士の友情と気を利かせたつもりが相手を傷つけてしまう描写等は、青春な感じをうまく表現していた。
これは個人的な感想だが、初めての彼氏(彼女)とイイ感じになったとき、処女(童貞)なことを伝えるのは、セックスする後か前かによってこの映画に対する思い入れの度合いが変わってくると感じた。
ラスト、雨の中アパートの前での言い合いシーンからの部屋の中に入れて、玄関で押し倒すという流れは、主人公のココロの機微の変化をうまく表していて最高の名場面でした。
それと、「二」に言いたいのは、ラブホの前で告白するな!
正直、それなら何も言わず連れ込んだ方がマシだと思うし、告白した後吐いたりするとかダサいと思った(猛烈に共感したぞ!!)。
「一」との物語も、すごい良くて彼女からすると憧れの男、でも男からすると何とも思っていなかったという結末は、初恋っぽくてよかったです。
ぶっ飛んでいる演出の割に、とても丁寧な積み重ねにより一人の女の子の初恋の終わりと大人の恋愛の始まりを描いた傑作だと感じました。
ログインしてコメントを確認・投稿する