地上に舞い降りた天使(エル・ファニング)を愛でる映画で、ストーリー設定の荒唐無稽さを「パンクだぜ!」の一言で片づけるという監督の剛腕に清涼感があり、結果として素晴らしい映画を観られた喜びに包まれた。
この映画パンフレットは必読で、パンクという文化に造詣の無い私にも映画で語られている内容を補足する手助けとなりました。
※パンフ見るまでニコール・キッドマンのパンクな姿に誰か分からなかったのは内緒です。
物語は、イギリスを舞台にパンクバンドに憧れる主人公とその仲間達が経験する、宇宙人との出会いと別れを描いた作品です。
本作の魅力の99.9999%は、エル・ファニングによって構成されていると言っても過言ではない。
顔を主人公の鼻先まで近づけてのガン見するくらいは序の口で、口と口を近づけての発声練習&パンクライブで掛け合いデュエット、主人公の(血の出た)指をしゃぶる、顔をペロペロ舐めて味見する(バターの味だそうです…)、トマトでポッキーゲームする(パンフによるとE・ファニングはトマト大嫌いとのこと)、キスしてからゲロ主人公に吐きかける(パンフによるとリンゴジュースとコーンフレークのカクテルとのこと)、脇を主人公に触らせる、主人公の股間のモノを観察し抽象的な言葉でその変化を表現する、足先で主人公の鼻を弄ぶなど徐々に難易(変態)度の上がるプレーの数々を堪能できます。
※文字起しすると、恥ずかしいけど↑のシーンの一つ一つでエル・ファニングが宇宙人で人類と異文化コミュニケーションしていると観客に解るような演出が施されている。
じゃあ、残りの0.0001%は何かと言うと主人公のココロの葛藤、パンクという文化を媒体に、彼なりの悩み(父親に憧れる反面、捨てられた事を否定する感情)を自己表現しようとしているところは演者の冴えない感じの演技もあって共感できました。
最後のアレ(落ち)は、彼女にツリーハウスで語った夢が彼女と過ごした48時間の経験により実現したはずなのでとても感動的だった。
※宇宙人のセックスのやり方は不明だが、突然あなたの子を宿したのと言われて何の疑問も抱かない彼は純粋だと思った。
それから、宇宙人描写も昭和な感じがして(時代設定は1977年)、原色(白、紫、青、黄色、オレンジ、赤)全身タイツの集団で、変な踊りを踊るとかカルト宗教の臭いしかしないところも良かったし、オレンジ色の美人(ルース・ウィルソン)にアナルレイプされそうになる主人公の友達とか不謹慎だが笑えた。
それに、主人公が語る友達(デブの方)の特徴である「彼は乳首が3つある。」とか黄金の銃を持つ男以外で観たことないと思ったら、本当に青い集団と乱舞する際に乳首出して本当に驚いた。
最後に、SFファンタジーな青春映画として突き抜けた一作であることは間違いないので、劇場で公開されているうちに観に行くのがお勧めです。
それと、これは苦言ではないですが、タイトルにある「パーティーで話しかける女の子」として、E・ファニングはとても(可愛い過ぎて)現実的でない。
むしろ、最初パーティーに内緒で入れてくれたR・ウィルソンの方が美人でお勧めです。
※映画の内容と関係ない蛇足。
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