私は麻雀素人でルールもほとんど知りませんが、それでも面白いと思わせる傑作娯楽映画でした。
物語は、戦後復興期のドヤ街で賭博により生活する男達を描いた非生産性極まりない話だが、真面目に作ると面白いのだなと素直に感心できる良作だった。
まず、この映画1984年公開だけど白黒映画というスタイルで、当初映画間違えたかと思ったほど、しかし昔の白黒映画の雰囲気をよく出していて物語中盤になる頃には違和感を覚えなくなっていた。
そして、真田広之、鹿賀丈史、加賀まりこ、大竹しのぶ等、30年後の現代でも活躍する実力のある役者達の会話劇と麻雀牌を打つ小気味いい動作により、麻雀素人の私も自然と物語に没入することができました。
特に、当時まだ売出し中の新人だった真田広之のスター性が、「坊や哲」の才能はあるがまだ青い若者のイメージとシンクロし、結果的にこれ以上ない配役でした。
それから、死んだ人間から身ぐるみ全部剥がす、自分の女や家の抵当権を売るなど、かなり過激な描写があり倫理的に呑みこめない話も結構ありましたが、白黒にしたことで昔の映画だという印象操作でうまく丸めたと感じました。
最後に、加賀まりこと大竹しのぶの両名ともお○さん時代しかしらなかったので、こんなに魅力的で美しい女性だという認識がありませんでした。
まだまだ不勉強だと自戒する意味でも良い映画でした。
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