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2017年09月18日22:59

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映画「ダンケルク」☆☆☆

クリストファー・ノーラン監督による、1940年にナチスの攻撃から33万人の同盟軍兵士を助け出したダンケルク大撤退作戦(ダイナモ作戦)の実写映画化。
いわゆる王道的な戦争映画とは全く違う、「意外性あふれる」作品でした。
※ハクソー・リッジとは真逆のアプローチ。

本作は、グリーンバックによるCG処理は使われず、本物の船や爆発、飛行機などを使用しており、当時の状況を現在に蘇らせたリアルなアプローチに驚きの連続でした。
特に、スピットファイアのコックピット周りとか本当にすごかったです。
例えるなら、お金かけて復元した零戦を本当に飛ばして風立ちぬ実写映画化するみたいな感じ。

この映画は、3つの異なるタイムスケール・タイムラインにある陸・海・空の出来事を描いていて、物語が進行していくにつれて、陸・海・空のそれぞれの主人公たちの時間軸が近くなっていき、クライマックスで全部つながるのがわかるという複雑な物語構成です。
なんかSF映画みたいで、その辺も驚かされました。

この映画で描かれたのは「丸腰での撤退作戦」なので、普通の戦争映画にありがちなヒロイックな主人公の活躍や、敵との血みどろの戦闘など全くありません。
むしろ、敵襲や過酷な自然環境の中、主人公たちがこの撤退戦をどう生き延びたかという「サバイバル」に焦点が当てられており、チクタクと時を刻むような音楽と共に、死と隣り合わせの生き地獄のような戦場で、兵士たちの「生」への執着を描いたところに新鮮さを感じました。

どちらかと言うと、私はハクソー・リッジ派ではありますが、この映画の事を忘れられそうにないくらい気に入りました。
106分と短いところも魅力的です、ただし情報量は膨大で予習してから観た方が良いです。
説明台詞とか全く無い映画なので、イギリス軍の戦闘機「スピットファイア」や「ダイナモ作戦」くらいは下調べしとかないと、全く映画についてけない可能性あります。

戦場に飛び込むような強烈な戦争体験映画でした。
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