細田守監督の衝撃!
ネット社会を現実社会にうまく当てはめて、仮想現実が現実世界を支配するという悪夢を表現しつつ、その過程で(オズと呼ばれる)ネット社会の究極進化系の理想の一つを体現した傑作長編アニメ映画です。
映画本編を時系列で整理すると、現実世界(アメリカ国防省)が仮想現実(オズ)にコンピュータウイルス(ラブマシーン)を放つ→ラブマシーンが現実世界の数学オタク共にメールし暗号解読→ラブマシーン大暴れでネット社会の崩壊→ラブマシーンがオズアカウントの権限を奪うことで現実社会を浸食→ラブマシーンが人工衛星を意図的に原発へ落下させるという現実世界の危機→ネット社会のチカラを結集しラブマシーン相手に(文字通り)大博打を打つ→人工衛星の軌道を逸らし現実世界を救う。
という流れで、仮想現実と現実世界が互いに影響し合う様子をうまく描いています。
大家族表現や食事シーンはすごく良かったし、何より小物や着ている服の柄など細部に対する拘りの豊かさは細田守監督作品の美点だと感じました。
ラブマシーンにコテンパンに負けた後、もう一度立ち上がろうと奮起する主人公の漢らしい振る舞いに、最初聞く耳を持たなかった陣内家の人々がおばあちゃんの遺言や放蕩息子の涙など徐々にテンションを揚げて、最終的に一致団結し乾坤一擲の勝負に臨むまでの過程は、一見の価値ありです。
よろしく、お願いしま〜〜〜す!!!!
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