雑な大味アクションだが、そこにある確かな「筋肉」で画面に説得力を持たせるという荒業を、(80年代ならともかく)2010年代に観られるとは思わなかった。
脚本の粗とか指摘するのも馬鹿馬鹿しいレベルで、私が王ならヘラクレスを騙す必要全然なく素直に金をもっと積んで自分の敵を殺して欲しいと相談すれば良いだけのことだと思いました。
そもそも、傭兵って正邪や倫理ではなく、金銭契約で人を殺すという職業だと思っているので、親子の情とか倫理観を持ち出すなんて現代的で的外れと考えます。
という、この映画にとって何の意味もないくだらない指摘はさておき、本当にWWEの英雄「ザ・ロック」ことロック様の肉体を堪能することのできる良い映画でした。(アウトな文章)
特に、拘束されレベッカ・ファーガソンの処刑を待つばかりのヘラクレスが、「お前は何者だ?」との仲間の問いかけに対して、「俺はヘラクレスだ!!!!」と鎖を引きちぎり猛々しくL・ファーガソンを助ける姿は、誇張した修羅場体験を「伝説」として流布していた前半を思うと、本当の生きる伝説になった一人の漢を見ることのできる英雄譚として最高に揚がる展開でした。
98分という短い上映時間も、筋肉で物語の推進力を維持する活動限界だと思えば、愛おしく感じます。
また、出演する女優がみんな美しいのは、筋肉に負けない美しい女を揃える必要があったからで、配役上の必然と言えます。
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