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2015年12月20日21:22

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旅行記(395:北岳&間ノ岳<5>-広河原〜小太郎尾根分岐-)

広河原から見える北岳は意外と近い。
直線距離では4km程しかなく本当に近いのが理由なのだが、その代りに標高差は1,600mと相当差がある。
近い割に勾配が急な登山となるのは目に見えていた。
ペースを上げ過ぎるとバテが予想されたので、コースタイム通りに安全ペースで歩くことにした。
 
広河原山荘を出てから25分程先にある、白根御池小屋経由の分岐点までは予想外に緩やかな坂が続いていた。
その先からは大樺沢の左岸・右岸をアルミ製の橋を渡りながら進む。この時点で勾配が上がってきているが、まだ序盤なので楽な感じではある。
約2時間でバイオトイレが目印となる大樺沢二俣(標高2,220m)で長休止(20分)を取ることにした。
 
2時間で700m登ってきたのだが、まだ沢筋にいるため周囲の山はあまり見えない。
目の前に北岳はかなり近づいてきたのだが、これからは一度勾配が緩やかな右俣コースを取り大回りをするため、まだまだ頂上へは遠い。
 
トイレ休憩を済ませ、先に歩く女性のペースに合わせて歩き始めた。
普段のペースならば目の前を歩く女性のペースはかなり遅いと思う感じなのだが、自分の歩きのペースが全く上がらない。
思ってもいなかったのだが、予想外に自分の方が段々引き離されて見えなくなってしまった。
これは間違いなく高山病の初期症状が出始めているに違いない。
体は疲れていないにも関わらず、息遣いだけが荒くなっている。
30分程歩き休まざるを得なくなってしまった。
先に休んでいる人がいるところで丁度休憩することになってしまったので、少し話をした。
話によると白根御池小屋にテント泊で泊まり、今日は北岳山荘まで歩くらしい。
何故テント泊かと言えば「イビキが酷いから」との理由らしい。
私ですらかなりペースが落ちており予定の15時も怪しくなっているのだが、この人達は北岳山荘まで着けるかわからないので、間に合わなかった場合には肩の小屋で泊まるらしい。

少し休んだ後、また歩き始めた。
大樺沢二俣から次のポイントである小太郎尾根分岐までは標準タイムでは2時間半となっている。
しかし、自分のペースは標高が上がるに従って徐々に落ちて来ていた。
間違いなく酸欠なのだが、歩きを停めてしまうと歩く気もしなくなってしまうため、ペースを落としながらも黙々と歩いていた。
途中に植生保護柵がある場所があった、昔はお花畑だったのだろうが鹿の食害が人間が荒らしてしまったのか分からないが保護せざるをえなくなっているのは非常に悲しい。
この保護柵の周りをまわるような感じで設けられている登山道をさらに黙々と歩くと、ハイマツ帯が見えてきた。
チェックポイントとなる小太郎尾根分岐かと思っていたのだが、白根御池小屋からのコースの合流点であった。
先程から変な鳥の鳴き声が聞こえるのだが、雷鳥の鳴き声のような感じがある。
しかし、雷鳥の姿は探しても一向に見えなかった。立山に引き続き雷鳥を見る事に失敗してしまった。
これから先にもハイマツ帯があるので、どこかで見られるだろうとの期待を持って歩くことにした。
ハイマツがあるという事は森林限界を突破したことになり、今まで見えなかった野呂川を隔てた反対側にある鳳凰三山の姿がくっきりと見え始めてきた。
鳳凰三山とほぼ同じ標高にいるらしく、見下ろすというよりも水平目線の先が頂上になっている。
 
ここからはさらに息苦しさが増してきた。
15分程ノロノロと歩くと、ようやく目的地の小太郎尾根分岐(標高2,850m)に到着した。
小太郎尾根に到着したことにより、ようやく北側および西側の山々が姿を現してきた。
標準ペースタイムは2時間半の所を2:00と、予想外にもまだ早めに歩いているらしい。
しかし休憩時間もかなり延びてきているので、北岳山荘15時着はかなり厳しそうである。
 
広河原 6:40 - 白根御池小屋分岐 7:15 - 8:50 大樺沢二俣 9:10 - 植生保護柵 10:10 - 白根御池小屋合流 10:50 - 小太郎尾根分岐 11:15
 
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旅行日:2015/09/23(Wed.)
写真: 大樺沢二俣(北岳方面), ハイマツ帯(白根御池小屋合流), 小太郎尾根分岐(鳳凰三山方面)
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