速玉大社に来た際には、もう一箇所の神社にも立ち寄る必要がある。
それが飛び地の境内となっている神倉神社である。
速玉大社から徒歩で15分、小学校の校庭の脇を通ると神社の入口となる。
今までの熊野三社と比べれば地元の神社という感じの風情となるが、一度鳥居をくぐると538段の石段が目に入ってくる。
源頼朝が寄進したと伝えられる、急勾配の鎌倉積み石段らしい。
他の神社で見られるような整備されて一段毎に同じ高さとなっている石段ではなく、高さもまちまち石の大きさもバラバラという登山道の近い雰囲気すらある。
この石段を松明を手にした人が駆け下りる御燈祭(おとうまつり)という火祭りがあるらしい。
(このお祭りのモニュメントが新宮駅前にある石像である)
中腹まで行くと傾斜が緩やかになり、その先は普通の登り道の感覚で先に進める。
終端には御神体となる巨石「ゴトビキ岩」がある。
またこの御神体の周りに社殿が設けられており、展望の一番良い場所に設けられている拝殿はお参りできるのだが、もう一箇所巨石の裏手にも拝殿があるような気配があるが、こちらは立入禁止となっていた。
しかし、誰かがお参りしているようで声だけは届いている。
熊野三社よりも歴史が古そうな感じすらあり、神々しい感じが境内の中には満ち溢れていた。
また新宮市内と太平洋を望める展望台としても眺めの良い場所なのだが、その目的で来る人はまずいないと思う。
市街地が目の前に広がっている中で、俗観光地化されずにこの神社が残っているのは奇跡に近い。
-----
旅行日:2014/12/21(Sun.)
写真: 神倉神社(鳥居, ゴトビキ岩と拝殿), 市街地の眺め
ログインしてコメントを確認・投稿する