南アフリカのラグビーワールドカップ優勝までの軌跡を描いた傑作
国中が沸き上がり、歓喜に包まれるラストは興奮と感動でいっぱいでした。
なお、去年の辛い残留争いの経験で感情補正がかかっていた模様
クリントイーストウッド監督の台詞ではなく、映像で魅せるオシャレな演出がまぶしかったです。
この映画、スポーツを通じて黒人と白人がいがみ合っている国を(概ね)一つにまとめるという不可能を可能にするミッションを達成する物語。
最初の国がバラバラじゃないか〜って観客に分からせるために色々な場面を丁寧に入れるんですが、特に旧国旗(オレンジ)と新国旗(緑)の使い方は鮮やかでした。
あと、最初の黒人の子供たちが土のグランドでサッカーをやり、道路の反対側で白人が芝生でラグビーをする。
その間をマンデラ大統領が車で通過するのは、露骨で分かりやすかったです。
この映画のメッセージ。
不可能を可能にするミッション、限界を超えて力を引き出すためにはどうしたら良いのか
その答えは、「詩」「(国)歌」「声(援)」。
つまり、間接的な手段。(ラグビーのルールにも通じている)
スーパーな選手や監督がいたからとか、奇跡的なプレーで勝った訳ではない。
緑に染まるスタジアム、選手を後押しする大声援、国家斉唱をする聖歌隊、スタジアム低空飛行するジャンボ(機体に応援メッセージ付)、代表のユニフォームを着て登場するマンデラ大統領。
選手は死力を尽くして闘っていましたが上記の支援を受け、最強の敵(オールブラックス)にしがみつくように食い下がり、紙一重で勝つ
これで感動しない訳無い。というお話でした。
ここで良いと感じたのが、結果ラグビーで国はまとまるんだがあくまで概ね。
最後まで、黒人の事を嫌う白人も居たり、逆に薄汚い恰好で空き缶拾いをする黒人少年が白人警察官と一緒にラジオで決勝戦の中継を聴き、共に喜び合う姿も描く。
ただの感動盛り上げドシャーンといかない、気の利いたオシャレなところが良かったです
最後に、(ホテルの)「個室」はキャプテンの特権と言って奥さんを試合前日に(部屋に)連れ込んだマッドデイモンは「漢」である。
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