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でんすけの弁当箱コミュの米農政(雑談)

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多くの雑穀がありますが、今回のトピックはその総論的なものです。「五穀豊穣」の五穀ですが、中国のものは年代によって異なります。日本のものは「米、麦、豆、粟、稗」が一般的と思われますが、宗教的には異なる物を指すことも。

平成5年の大冷害により瓦解した食料管理法の主たる対象は「米」で、「麦、豆」も業務的には加えられていたようです。粟、稗に関しては問題外。

「米」を食料の基幹と捉え、主食の供給のための法律でしたが、そこには品種に関してこだわった訳ではありませんでしたので、品種改良による食味の向上とその栽培適地による差別化による価格格差などは関係なかったようです。

もしかすると冷害が来なくても、遅かれ早かれこの価格差=消費者の嗜好によって法は崩壊していたのかも。

かつて国では戦後の食糧難を打開するため、超多収米の開発と農地の開拓を強力に推進しました。その一環として秋田県大潟村の干拓事業を推進し、日本有数の沼を埋め立てました。

簡単に表現すると掘に囲まれた農地で、イメージとしては城という感じでしょうか。かつての冷害の際、ヤミ米を警戒してこの人工農地と陸を繋ぐ橋で検問が行われたのだそうです。

人口減少、食の多様化により米の消費は低迷。昔の食事が僅かな副菜と御飯と考えれば、一食当たりの米の消費量は現在よりも多かったでしょう。現在では副菜が多く、どうしても米の消費は落ちざるを得ない。

余剰する米、それは米の買い入れ価格に直接に関係してしまいます。「食べられれば良い」という事情から「美味しい米」という嗜好に推移したのは飽食の表れとも言えるかも。そうして品種改良を進め、その突破口となったのがコシヒカリではなかったかと思います。

国の対応は後手に回り、余剰米は埋め立て工事に使用したり。最近では会計検査院に米の保管料が無駄だと指摘されてもいます。かつての冷害時、余剰しているはずの米が払底し、タイ米を緊急輸入したというのは国の失政とも言えます。

かつて当地方では江戸時代に大冷害があり、多くの死者を出しました。その冷害の最中、一年だけ大豊作になったのですが、藩はこの米を売りさばいてしまい、その翌年から再び凶作に。そして再び餓死者が出る始末。一地方のことなのですが、何の教訓にもなっていませんな。


現在の御飯は平安時代の言い方だと「粥」。当時は蒸した米を食べるのが主流だったとのこと。食べる米が少ないから粥にし、米の分量が増えて現在の炊飯になったのかも知れません。

タイ米が食べたいけど、どこでも売っていない。輸入はしているけど、それは菓子などの加工用に向けられているとか。世界的にはインディカ米の方がメジャーなので簡単に手に入るかと思いきや、そうでもないんですねえ。カレーやチャーハンの際には欲しいんですけど。

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