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社会人ディベートCafe☆コミュの【12/17活動報告】モデルディベート「論題:スターバックス喫煙エリア設置」

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モデルディベートで行った試合についての詳細をまとめましたのでご確認ください。

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■論題 :株式会社スターバックスは全店舗の店内に喫煙エリアを設置すべきである
■参加者:肯定側(しゃんりー )/否定側(きむらなおき)
■審判 :キズナ&参加者の皆さん
■試合内容/以下参照、

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●プラン
1.喫煙エリアとは喫煙席or喫煙できるスペースとする
2.非喫煙者への配慮を目的としたガラスのパーテーション等の設置を
  義務付ける
3.その他必要な措置をとる

●論題の概要/現状分析

A スターバックスはカフェラテに代表されるシアトル系コーヒーの先駆者として日本へ上陸し、わずか10年で当時業界第1位だったドトールコーヒーの売上を上回り、業界最大手に昇りつめました。

B しかし、全日本コーヒー協会によれば、全体としてのコーヒー消費量が増加傾向にあるにも関わらず、喫茶店での消費量は下降しているそうです。
※1週間あたりの喫茶店でのコーヒー消費杯数が、1983年には1.10杯だったものが、2000年には0.52杯、2006年には0.33杯まで下がっています。
<wiki先生参照>


【肯定側立論】

『論題の概要/現状分析』より、
このような苦境下においてスターバックスが利益を出すためには、新しい顧客を獲得するべきです。

論題を肯定するメリットは2点

メリット1「新しい顧客獲得による利益増加」

<内因性>スタバと他店の比較(A,B)
A スターバックスは全席禁煙となっており、喫煙者はスターバックスには行かない。
B 喫煙者は自ずと他店へと流れる。
  →ドトールコーヒーの喫煙席は喫煙者のサラリーマンや女性客がいる。


<重要性>「将来の利益を生む事は重要」
コーヒー業界は苦境を強いられており、利益も頭打ちになることが予想される。
→新しい顧客を獲得する戦略を策定することは重要である。

<解決性>
A 喫煙者という今まで得ることのなかった新しい顧客を獲得できる。
B 現在獲得できていない潜在的な利益を得ることができる。
C これがスターバックスの全体的な利益増加に繋がる。
D よって、苦境を乗り切る一手となります。


メリット2「不公平さ助長によるブランドイメージの低下」

<内因性>喫煙者に対して排他的(A,B)
A メリット1の内因性でも述べた通り、スターバックスは全席禁煙である。
  そのため喫煙者はそれだけでスターバックスに入れない状況である。
B よって喫煙者は、喫煙者であるというだけで制限を受けており、
「スタバは煙草も吸わせてくれない店だ」という心象を持つことで、
ネガティブなイメージを持ってしまう。

<重要性>のれんのイメージ(A,B)
A 財務諸表ののれんにもあるように、企業にとってイメージとは極めて高い経済価値を持つ。
B 消費者にネガティブなイメージを持たれてしまうことは利益にも影響を及ぼす問題である。

<解決性>不公平さの解消
パーテーションで分けられた店舗内で喫煙者も非喫煙者もスターバックスのコーヒーを楽しむことが可能になる。


【否定側立論】
スタンス/概要 顧客層とブランド維持が最優先事項

デメリット1「顧客喪失」

<固有性>禁煙社会(現在/将来)
A 現状として、そもそも喫煙者は少なくないし、今後も減っていく。
  →理由:昨今の禁煙への社会の流れから当然。
  →根拠:JT日本たばこ産業の調査によれば、2010年の喫煙者率は23.9%
B よって、無理してマイノリティを顧客にする必要はない

<発生過程>禁煙社会(現在/将来)
A 全席禁煙がスタバの独自性である。
B プランを導入する事で、煙草の匂いや煙が嫌いな嫌煙家は来店しなくなる。
C よってマジョリティである非喫煙者の顧客が減少し、利益が減少する。

 
<深刻性>利益が大事
A 企業の経営活動の基本とは利益を出すこと。
B 売上が低下すると利益を追求できない。
C そうなれば企業は存続できない。


デメリット2「商品価値の低下」

<固有性>スターバックスの独自性
A スターバックスは価格は他店より高めだけど;
  ・細かいカスタマイズ
  ・コーヒーに最も合う豆乳を開発
  →味に強いこだわり
   顧客は美味しいコーヒーを現在楽しんでいる。

B 更にスターバックスでは特注のソファや非売品のBGMをかけるなど、雰囲気づくりにも注力している。

<発生過程>喫煙席で台無し
A 店内がタバコ臭くなる。
B イメージが悪くなる。
C 味が落ちる。

<深刻性>利益が大事
A 高くてもいい店のイメージが崩れるのはブランド的に良くない。
B ブランドは企業の個性であり長年かけて培う物であるから....。


【否定側反論(全体の流れ)】

<全体的な説明>
ちょっと論点を整理

メリット1 VS デメリット1
→顧客層で考えましょう。

メリット2 VS デメリット2
→スターバックスのブランドで考えましょう。

と論点を擦り合わせて、以下4点で反駁

<vsメリット1の内因性&重要性>
[1]他店も喫煙エリアを設けているけど、売上がUPしているわけではない。
理由:スタバの売上定価の原因はコーヒー業界の低迷である。
結論:無理して喫煙客を奪う必要はない。

[2]規模が小さい。
1/4の喫煙者の中で、更にスターバックスの店内でタバコを吸いたい人ってどれくらいいるか。
→非常に小さいと言える。

<vsメリット2の肯定側のブランド>
[3]ブランドで考えるなら大事なのは、高くても上質なコーヒーを飲みたい人である。
※否定側立論のデメリット2を参照

[4]良いイメージはないと思う。
タバコのイメージの方がマイナスである。


【肯定側反論】

<VS否定側の反論[1] & 肯定側立論メリット1サポート>
いずれにせよ、業界全体が低迷しているなら手を打つ事は必須である。
→この点は否定側も反論していない。

<VS否定側の反論[2]>
↓そうでなくても
[2]"最大で"1/4の非喫煙者は多い。

<vs否定側の反論[2] & デメリットの『顧客とブランド』の論点>
↓スタバが好きな人はいる
[3]だから、喫煙席の有無より味やブランドで来る人がいる。
そういう顧客層を獲得する事が重要である。
否定側が立論のデメリット2で示したように、スターバックスには喫煙席の有無に関係なく価値があると思っている人は多い(はず)。

比較すると、否定側のプラン後に失う顧客よりも、店内に禁煙席がない事で失っている潜在顧客の方が多いはずである。
※ここに対しての理由&根拠はなし

<まとめ>
現状で利益が少ないのなら、何かしらの打開策は必要である。
従って、喫煙エリアを設けて新しい顧客を得る事は必要である。


【否定側終論】
<まとめ>
新しく顧客を獲得するより"今守る物"がある

"今守る物" = ブランドと顧客

理由:企業活動は守る物を守って新しい事にチャレンジするのが定石
従って、それを崩してまで新しい顧客を獲得するべきではない。

具体的には、過去の論点2つを参照

1点目『ブランドイメージ』
良い空間がタバコの影響で悪くなるという点
→否定側の反論[2]参照
少なくとも、それが『スターバックス独自の価値』である。

2点目『長年それを支持してくれた顧客』
いるはず。新しい顧客を獲得する事に目を奪われて、今の喫煙席を設置していないスターバックスをなくすのはやめるべきである。

<決定的な比較:特になし>
投票理由を説明する寸前でタイムオーバー…


【肯定側終論】
<マクロな視点>
日本市場におけるスタバ全体の視点
業界全体が低迷しているなら、手を打たなければならないのは事実。
それなら、悠長な事は言っていられない。
※肯定側反論[1]参照

<ミクロな論点>
A 喫煙席の有無は関係ないと思う。
  禁煙席がないから来る顧客より、スタバのコーヒー味や店内の雰囲気が好きな顧客はいる。
  その点でブランド維持は出来ている。 
  ※肯定側反論[2][3]参照

B プラン後の顧客の数について
少なくとも、DMで述べた『スタバ独自の価値』を支持する顧客層より多い。

<まとめ&比較>
従って、プラン後は『顧客=新規顧客獲得>既存顧客低下』という考えが成り立つ。
少なくとも、顧客来店数が低下するなら、禁煙席を設けて新規獲得をするべき。
よって、論題は肯定されるべき。


■試合の判定結果:肯定側の勝利(文章:キズナ)
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肯定側・否定側ともに、立論の構成から反論の流れを通して終論のまとめ方に関しては、一貫性がありました。

<全体的な感想>
肯定側の考え方は「コーヒー業界」の分析から、スターバックスの話に展開していました。
たばこや喫煙者の切り口から、メリットを述べています。
比較的、マクロの議論とミクロの議論のバランスが取れたまとめ方だったと思います。

一方、否定側はピンポイントで議論を展開していました。
スターバックスの顧客とブランドをしっかりと言葉で説明して、それを失う重要性について分かりやすくまとめていたように思います。

双方とも、議論に対して守りと攻めが上手に出来ていました。


<判定の決め手>
「コーヒー業界全体」「スターバックスらしさ」「顧客の増減」の話がメインになりましたね。
一つ一つを検証していきます。

?「コーヒー業界全体」
これは言うまでもなく肯定側の『コーヒー業界低迷』しているという事実を伸ばしました。
簡単な理由で、業界が低迷しているならスターバックスとしても手を打つ必要はあります。
なぜなら、それが利益(売上)を追求する企業の経営活動だからです。

しかし、利益(売上)追求の"手段"が喫煙エリア設置と言われたら、そのリスクに対する効果を検証する必要があると感じました。

それを下記の?と?で説明します。

?「スターバックスらしさ」
店内に喫煙エリアがない事は確かだと思いましたが、試合を聞いている内にそれ以外の要因もあると感じました。
コーヒーの味や店内の雰囲気です。
ここは、否定側立論と肯定側反論でも同じ事を言っています。
しかし、喫煙席の影響は多少なりともあるけれど、味や雰囲気を損なう上での決定打ではないと判断しました。

?「プラン後の顧客の増減」
双方とも明確な比較要素がない為、ちょっと迷いました。
来店する喫煙者はいると思う、一方タバコが嫌いな人は来なくなるのかぁと思いました。
ただ、それでも?で示した通りスターバックスの味や雰囲気が維持できる事に納得してしまった為、
プラン後は顧客は増えるのかなと判断しました。

タバコがどうしても嫌いで『喫煙スペースがあるなら二度とスターバックスには行かない!!』という人より、
『喫煙スペースがあるならド●ールよりスタバに行こう』という人の方が多いと聞いていて思えました。


【肯定側のポイント】
<立論>
メリット1は解りやすかったです。
メリット2については、喫煙者にとってネガティブ→のれんの概念に対して繋がりをもう少し説明出来ると良かったように思います。

<反論>
2分の反論時間で否定側の立論+反論の計6分に対応出来ていたと思います。
上から順番に反論をしていました。
反論と立論に同時に反駁する手法が良くできていました。
ここで判定が一気に変わりました。

<終論>
プランを導入する理由が明確でした。
1 業界の動向→スターバックスの対応
2 スタバらしさ≠喫煙席の有無が影響


【否定側のポイント】
<立論>
聞いていて分かりやすかったように思います。
スターバックス社としてのブランドと顧客層が明確でした。

<反論>
『ブランド』と『顧客』と切り口を明確にしていましたね。
一方で、アタックの攻撃力が弱く、それが影響してか、次の肯定側反論に楽をさせた感があります。

<終論>
ブランドと顧客の論点は強く残りました。
ただ、それが喫煙エリア一つで何処まで失われるのか?と考えた時に決定打が弱かったように思います。
この論点が肯定側に投票をする理由にもなりました。


■試合の判定結果:参加者の方肯定5&否定3

☆肯定側の勝利☆(文章:きむら)
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まずは、参加者の皆さん。
初めてのディベートでジャッジまでして下さって感謝です。

肯定側・否定側共に参加者のジャッジメントが均衡した試合でしたね。
双方とも『議論に一貫性があった』との事でしたね。

ただ、肯定側の勝因が『全体を見渡せていた』という理由だった為、個人的には"ギクッ"としました。

負けた事よりも、終論のパートで比較という作業が上手に出来なかった事と否定側に投票をしてほしい理由を伝えられなかった事が悔しかったです。

モデル、選手、審判、喫煙者とコーヒー愛好家としても再チャレンジしたいテーマですね。笑

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