映画「FALL/フォール」★

2023年2月4日劇場鑑賞

長かった、テーマからして89分位まで短くしても良かった。
もっと短く出来たし、このテーマでは長すぎる。

物語はテレビ塔の頂上で降りる術を失った女性二人がどのようにして降りたのか驚愕の方法を描く。

マッドマックスサンダードーム方式で、「入るのは二人、出るのは一人。」となっているため、当然主人公は助かるわけですがその方法は正直グロいのでホラー映画の体でした。
どうやって撮影したのか、本当にあんなデカいテレビ塔があるのかスリラー映画ということでしたが、高いところから落ちるのか落ちないのかを緊張感のある画で魅せる迫力は満点でそこは見所でした。
ちなみに、少し話それますが過去一番狂気を感じた高いところを登る映画はフリーソロです。

導入の夫が転落事故からの自暴自棄描写や過去の悪夢にうなされるシーンは要らなかった、またはテレビ塔に登る過程で回想シーンとして出す程度で良かったと思うし、最後の父親登場からの（主人公が）死んだか死んでいないかみたいなハラハラシーンは完全に蛇足だった。

それより気になるのは、「１４３」で「I（１）LOVE（４）YOU（３）」と愛しい妻と不倫女の両方に君と僕だけの秘密の暗号と睦言言っていたゲス夫の恋愛術です。

VFXだと思うけど本当にすごい高いところの映像が緊張感と迫力をもたらしましたので、その点はお勧めできます。