スターリニスト中国の夕暮れが近づいている。
中国国家統計局が17日に発表した2021年の出生数は1062万人で、スターリニスト中国建国以来の最低を更新した。
◎3人目出産許可も役立たず
スターリニスト中国は、人口維持のため出生数増を図る目的で21年から3人目の出産を認めたが、効果はなく、武漢肺炎パンデミックで揺れた20年からも約1割減少した。
志望者数は1014万人だったから、逆転は間近だ。
将来の労働力が減っているのに、それ以前にすでに労働人口も減っている。
今後、スターリニスト中国の経済成長は下押しされることになる。
◎昨年10〜12月期のGDP伸び率はわずか4.0%
スターリニスト中国発の武漢肺炎は、同国自身に跳ね返って打撃となっている。
同日、同じ国家統計局が発表した21年10〜12月期のGDP伸び率は、前年同期比4.0%と、前四半期から0.9ポイントの減速となった。
首相の李克強が遼寧省党委書記の時に、自国の統計が(水増しされて)当てにならないので重視すると言っていた発電量は昨年12月は前年同月比2.1%の減少だった。発電量が減っているのだから、経済成長率が鈍ったとしてもプラスというのは、おかしい。
ここからスターリニスト中国当局は、今年22年は4%程度の成長率を繕うのがやっとだろう。
◎街の街路を火炎放射器で焼いて消毒、客も店舗に閉じ込める
経済成長率を下押しさせている最大の要因は、習近平政権の進める「ゼロ・コロナ」政策である。オミクロン株の感染性の強力さと毒性の弱さから考え、欧米が進める「インフルエンザ並みのウィズ・コロナ」の方が正しいのに、共産党の統治の有効性を誇るためか、頑強にゼロ・コロナを推進している。
そのゼロ・コロナ政策は、さながら狂気のようだ。
感染者の出た地区の街中に消毒液を散布するのはもちろん(写真)、火炎放射器まで持ち出して路上を焼いている。
濃厚接触者が立ち寄ったからといって、例えば上海ユニクロではいきなり店が閉鎖され、中にいた客が48時間も閉じ込められた(写真)。ショッピングセンターも閉鎖され、親子が48時間バラバラにされた。
中には濃厚接触者が無断外出したといって、ドアを溶接機で封鎖し、監獄のようにした所もある。
ある幼稚園では、子どもにぶかぶかの防護服を着せて外で遊戯をさせている(写真=この写真は別の機会のもの)。またSNSでは、4歳の子どもが親から引きはがされて防護服で隔離される様子を伝える。
人権無視も、ここまでするか、という過激さだ。
◎冬季五輪も一般観客を入れず強行
こんなこと民主主義国ではとうてい許されないことで、まさに共産党1党独裁の強権国家だからできることだ。
国威発揚と自身の権力誇示のために、習近平は近づく冬季五輪を何としても成功させたいからなのだろう。
15日にはその北京でも、オミクロン株感染者が出て、ついに冬季五輪のチケットを販売しないことになった。一般観客を入れず、関係者だの観戦・応援となる。
無意味で弊害だけ多いゼロ・コロナ政策を、誰も中止させられないようだ。
注 容量制限をオーバーしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
写真をご覧になりたい方は、お手数ですが、
https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202201200000/をクリックし、楽天ブログに飛んでいただければ、写真を見ることができます。
昨年の今日の日記:「世界的に著名なスターリニスト中国最大の投資家、資産家の馬雲が行方不明、公の場から姿を消し、今、どこで、何をしているのか」
https://plaza.rakuten.co.jp/libpubli2/diary/202101200000/
ログインしてコメントを確認・投稿する