7日、武漢肺炎をめぐって大きな動きがあった。
まずアメリカのトランプ大統領は、世界保健機関(WHO)を厳しく批判、WHOへの資金拠出停止を検討すると明らかにした。
◎「WHOは常に中国の側についているのに、我々はそこに資金を出している」
トランプ大統領は、同日のホワイトハウスでの記者会見で、武漢肺炎の感染拡大に早期に警鐘を鳴らすべき役割を果たさず資金を浪費したとして、「WHOは常に中国の側についている。しかし、我々はそこに資金を出している」と発言。記者からの資金拠出停止の可能性について聞かれ、「そうするつもりだとは言わないが、検討するつもりだ」と語った(WHOのスターリニスト中国寄りの姿勢については、20年2月18日付日記:「WHOの事務局長テドロス氏は、スターリニスト中国の操り人形か」でも指摘した)。
同日のツイッターでも、「WHOは本当にしくじった。アメリカから資金を多く受けているのに何らかの理由でとても中国中心だ。検討することになるだろう」と投稿した。
◎感染者が40万人に迫り、死者5500人超に対するスターリニスト中国への怒り
アメリカ議会は、2020年のWHOへの拠出金約1億2300万ドルを承認している。これは、WHOの年間予算の4分の1を占め、それよりはるかに少ないスターリニスト中国がテドロス事務局長を通じて影響力を振るっていることに、トランプ大統領はかねてから強い不満を示していた。
去る3月25日の記者会見でも、武漢肺炎への対応をめぐり、WHOがスターリニスト中国に配慮しすぎているのではないかとの指摘が議会の議員らから出ていることについて記者団から問われた際、トランプ大統領は「多くの人はWHOがとても不公平で、中国に肩入れしていると感じている。そして、それに不満を抱えている人も多い」と述べている。
これは、感染者数が全米で40万人に迫り、死者も5500人を超えているのに、スターリニスト中国からは何の遺憾の意も表されていないことへの苛立ち、スターリニスト中国の責任をスターリニスト中国に問おうという考えの一環だ。
◎目に余る責任逃れ・責任転嫁
実際、スターリニスト中国はこの間、一切の自国の責任を認めず、逆に外務省副報道局長の趙立堅(写真)が、何の根拠も示さず「アメリカ軍が感染症を武漢に持ち込んだかもしれない」と、アメリカを中傷しさえしている。
さすがに世界中で巻き起こる批判に屈して、趙は7日の記者会見で、「アメリカの一部政治屋が中国に汚名をかぶせたことへの反発だった」と発言を撤回したが、こうした目に余る責任逃れ、他国への責任転嫁は、スターリニストどもの本質的特性だが、それに牛耳られているWHOも厳しく批判されるべきだ。
◎武漢の都市封鎖は解除されたが発表は信頼できず
その発生源の武漢市が、翌8日午前零時に、「新たな感染者が出なかった」と称して、2カ月半ぶりに封鎖解除された(写真=封鎖解除を期してライトアップされた武漢市)。しかしスターリニスト中国の公式発表では、一時、無症状の陽性者を感染者数に含めなかったり、死者を別の死因として除外したりしていた。
さらに一部には、2カ月半も自宅にこもりきりだったのに感染した、と訴える者もいる。
武漢での感染者数は公表ベースのおそらく10倍、死者数は2倍はいる、とみなした方がいい。
スターリニスト中国の発表も、信頼できず、日本のみならず世界は、武漢と湖北省との往来を途絶したままにしておくべきだ。
注 容量制限をオーバーしているため、読者の皆様方にまことに申し訳ありませんが、本日記に写真を掲載できません。
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