ブライアントの飛行機事故から、バスケのスーパープレイヤーの動画をよく見ている。
信じられないほどの運動能力と芸術性で、わたしは人類の進化を確信した。
人類は今後進化の過程により離れてゆく。
恐らくはサッカー系に進化するヒト属の一派は足の甲が広がり、さらに親指のみ爪は激しく伸びてボールタッチをするようになるだろう。
おそらくは数十メートル先のボールの軌道を変えたりする以外に、キーパーの動きを爪先で邪魔できるようになる。
その頃、別の進化を遂げたサッカー属は、髪の毛が進化してボールを頭の上で包み込み、ゴールまで走り抜けるタイプが現れるだろう。
バスケットの世界では無論手が伸びてセンターコートに居ながら両端のバスケットゴールに手が届き、攻守とも万能な種族が生まれるが、それを阻害する為だけの種族が繁栄するだろう。その頃のバスケの試合では、上の二名が牽制しあっている下のコートで、ごく一般的な試合をする。
サッカー属もまた同じである。
何かを懸念したり崇拝したりしながらも、一日とは幻に包ままれたまま、ありつづけるのです。
銀河の空を見なさい。
まだあなたは生まれてさえいない。
呼吸をし始めたときに初めて我々は存在し、そして無価値なものを楽しげに眺めることができる。
御覧なさい、なんと無価値なものが楽しいだろうか。
人のたましいは、餃子の皮という宇宙に包まれた沢山の餡子、そのひとつひとつぶの銀河群のなかの銀河、そのうちの億も兆もこすかずの恒星、そこから奇跡的に生まれたとある美しい惑星の、進化の果てに生まれた肉体のなかにとどまるに過ぎない。
わたしは今日があればよいと思う。
それは声と呼ばれるだろう。
それは餃子の皮毎を噛み砕くことのある声だ、まさか餃子を観賞用に見つめているものはあるまい。
ほんらい我々のたましいと呼ばれるところには、
餃子の皮よりも外にいて、とてもでかい大きな樹と見つめあったり、悪戯するものを眺めながら
熟した太陽の実を
不思議がって眺める
何を求める、繁栄をだ
わたしは何が繁栄することを求めるかを
それは声だ
餃子の皮を食うものの声だ
得てして環境は縮小されてジオラマのように再現される
よき友人を持ちなさい
わたしにはよき友人に恵まれなかったが、
しかしこの世には多くの媒体がある
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