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2019年08月18日14:07

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小型スピーカーのウェルフロート、浜松の旅

浜松は青春18きっぷの貧乏旅時代から縁のある土地で、うなぎもここでできたてなら食べる。さすがに値上がりが凄い。昨日見ると3000円時代に突入していた・・・
今回は、友人の大型スピーカーが壊れ、QUAD11LのSignatureという小型スピーカーに変更、そこにウェルフロートを入れるということで、セッティングのアドヴァイスがてら伺った。

タオックの60センチスタンド、1本脚のは、中古1万円台で手に入るが、実にしっかりしていて、なによりガタが六角レンチで取りやすいのでおすすめ。
しかしこいつが、金属的な音がついて、QUADの木質の良さを奪ってしまったという。

さもありなんと、ウェルフロートをおすすめした。
ウェルフロートはいろいろ使っているが、あきらかな効き方をするのはハードディスクの直下、それから、いまはないが、小型スピーカーの直下が最高だろうと思っている。それを確かめる良い機会でもある。
金属の塊のような重量級アンプ等の下に敷くと、音がクリアになりいきいきしてくるという不思議な現象もあるが、これはマニアな話。

まずウェルフロートなしで聴く。
聴く前に、紙でスタンド上のガタを取った。
すると、激変だという。気になっていた部分がなくなったと。木製スタンドを別に買うまで悩まれていたのだが・・・
この時点で、強奏時のスタンド天板の震えを確認。

で、ウェルフロートA4を、天板に3ミリソルボセインで接着。地震対策や微妙なガタ取りで、ぜひ固定したほうが良い。
ここにQUADを載せる。水準器で地面と平行にするが、これは左右でかなり変わるが、ボード上で動かしていくと平行になる。タオックの足元の調整で、左右のボード上での位置を揃えたいとこだが、こだわらなければこのままでもよい。

音の感想としては、高音はクリアになったが、低音のソリッドさはどうかというようなもので、紙でガタを取ったときの激変ほどはということ。
ただ、リスニングポジションでもなく1分程度での印象。
私は、リスニングポジションで、小音量で聴きなれないソフトだが、ウェルフロート特有のふっくらした有機的な雰囲気が出てきたなと感じた。音が澄んでくる。

で、スタンド天板を触ってみると、先ほどの微振動が消えて、ウェルフロート上板で遮断されていた。これは見事。
最近は超高価なスタンドもあるが、(これも合計金額はそこそこだけど)ある意味無敵の小型スピーカースタンド。スタンド脚がほぼ響いていないのだから。

私自身がかつて小型スピーカー使用時代に、ガタがどうにも消せないとか振動のコントロールがよくなくて、簡単に言えば長岡式にガッチリさせたいのに全く無理で、最終的に使うのを止めたのだが、これだけしっかり柔構造にしてしまうのは潔い。

理論的には、悩んでおられた金属的な響きは10分の1以下に減った可能性が高い。
また、耳の高さからすると低いので、けっこう高さを稼げたのもよい方向。

リスポジで測定してみると、2キロヘルツ以上が落ちた耳にやさしい穏やかな方向で、50Hz以下はあまり出ないのは仕方ないとして、中音や中低音が主体の、クラシックが落ち着いて聞けるまとまりだ。
左スピーカーだけで鳴らすと、部屋の癖で63Hzや80Hzの盛り上がりが確認された。とはいえ、壁からの距離も取れ、小型特有の空間に音像が浮かぶ感じも出せていて、音量もあまり出されないので、音楽を聴くのに不足のない、よくまとまったシステムと感じた。

これをベースに、好みでいろいろ微調整すればよいし、このままでもよい。
私なら高域をクリアに目立たせるために、サランネットを外しスピーカーケーブルを高純度に端末処理し、とか考えるが、やたらクリアにしない考え方もある。
低域中心にヌケきらない雰囲気は、DENONのアンプとプレーヤーの影響もありそう。お好みからすると、遠い将来は真空管の方向性もあるか。。

スピーカーキャビネットの木製の響きにこだわっておられたので、ソルボセイン3ミリシートを切って、スピーカーの3点に貼り付け、ボード上で少し浮かしてみる。すると、底板が自由に振動して振動支点が明確になった効果か、好評だった。
底板は、ウェルフロートと一体化する考え方もあるが、小型スピーカーの底板はよく鳴っていて大事な要素だと思う。凝るならスペーサー吟味か。
ただ、転落対策で、位置が安定したら貼り付けた方がいいと思う。

ウェルフロートは剛性が高いバージョンもあるので、そういう方向性もなくはない。
でもそこまで剛性にこだわるなら、いっそ金属直置きにするか。でもそうならまた金属の響きが気になるのでは?
そういうのも、今後オーナーの自由だと思う。

ウェルフロート使用前も測定しておくべきだったな。
音の話は感覚的すぎ、個人の趣味嗜好の差が大きすぎて、あまりかみ合わない気がする。
昨日印象的だったのは、タオック天板の振動のあきらかな消滅と、左のみの測定値の悪さ。このあたりは一緒に考えることができる。
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