小さめに口に入れて、よく噛む事である。そうすれば、喉の飲み込むための筋肉の力がかなり衰えた人たちでも、窒息する可能性は非常に低くなるはずだ。お餅に限らず、全ての食べ物に僕がしている事である。
昔から日本では一月になるとこのような事故が多発する。特に、喉の筋力の低下した高齢者たちに多い。数年前には、その原因として、一度に多くのお餅を口に入れる事が挙げられていた。何も餅に限らず、一度に大量の食べ物を口に入れると、誰でも噛みにくくもなり、そのまま飲みこむと、若者や元気な人たちでも窒息する可能性が出てくるわけである。また、少ししか噛まずに食べ物を飲み込むと、消化も悪くなるし、胃腸への負担も重くなるから、毎日すると胃腸病にもなっていくものである。何も高齢者だけの問題ではない。皆様も気を付けて下さい。
因みに、僕は要介護者ですが、介護者たちには自分の口に合う分量を指定して、食べさせてもらっています。握り寿司の場合は半分に切ってもらって。一度に多く食べ物を口に入れられると、噛みにくいわけです。
以上は日本の国民的な課題の一つだと思われます。以前、「こんにゃくゼリー」で窒息死する例が相次ぎましたが、それもよく噛めば窒息死はあり得ません。全世代に渡り、今の日本人は何故か余り噛まない人が増えているわけです。
勿論、歯がなくて流動食しか食べられない人たちでも、大量に口の中に食べ物を入れられたら、窒息の可能性があるわけで、介護士やナースの皆様は注意して下さい。
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