４ＳＴＡＲＳ

ミュージカル世界トップ４人のコンサート。
正確には、城田優は世界トップではないが、かなりしっかり歌っていた。

目当てはシエラ・ボーゲス。
ニューヨークの「オペラ座の怪人」で、みたはずなのだが、吐き気のためほぼ記憶がない。
ブルーレイの「オペラ座の怪人」は、人生でいちばん繰り返しみた作品かもしれない。
この４月の東京でのソロコンサート、仕事で行けず。

今回は梅田で日曜があったので、３か月前におさえた。
しかし、何が起こるかわからない。
クライバーにもバーンスタインにもカラヤンにも、直前に会えなかったのだから。

今回は、腹痛が朝にややあったが大丈夫。前日の仕事で相変わらず上とのトラブルがあり、やや睡眠不足。
蜂の子とローヤルゼリーサプリを飲んでいったが、これが原因か、前半の最後あたりで喉が渇いた、で、休憩時にたっぷりペットボトルを飲むと、後半の最後は尿意が・・・
相変わらず形而下的なことに悩まされたが、シエラ・ボーゲスは、まだまだ似合うドレス姿で、前半は真っ黒、後半は真っ白。
１曲目のPart of your worldは、まだ本調子でない感じだったが、やっと会えた大柄な女神に見えた。

他の、ファントム役のカリムルー、黒人のシンシア・エリヴォも、さすがに最高峰、特にシンシア・エリヴォは新人で初来日で、単なるショーをこえた気合を感じた。

mixiの子会社？運営のチケットキャンプというところで、定価１２５００円だが、良い席めあてで、７列目を２００００円で買っていた。
送料等で２１０００円。
もっとよい席は４万円もあるが、総じてそこまで高くはなく、もっと近い席ももっと安く変えた可能性があるようだ。
まあ、ニューヨークやロンドンに行ってでもと思い詰めた時期もあるので、梅田なら激安とも。
しかし、ちょうど１０日ほど前に、チケットの不当販売で強制捜査が入り、いまは取引を停止したようだ。
私のチケットも、誰か行けなくなった人のものかなと思ったが、チケットキャンプのスタッフ名で購入されていて送られてきた。

客層は９割以上が女性で、男子トイレはガラガラ。年寄りばかりだ。
隣は若いカップルだったが、それもさほど多くはない。
ロンドンでの中国人や黒人のように、マナーは悪くない、というか、存在が消えるほどである。香水は強かったが。

シエラ・ボーゲスはある意味、いま世界最高という感じがするが、日本ではほぼ無名で、とくに男性への知名度は１パーセント未満だ。これは、日本のミュージカル受容の文化ということだと思う。
CDも一枚しかないので、大事に聴いている。
コンサートで初めて聴く曲がほとんどで、これはレアだ。

まあ、インディーズバンドをおっかけてる人もこういう心境なのだろうが。。

ソロやミュージカルも聴きたい現世的な欲と、夢が終わってしまった脱力感とが残った。
シエラはとても明るく健康的な人で、たぶん焦がれていたのは、映像の中の役柄のクリスティーンだ。