mixiユーザー(id:17922359)

2017年12月09日11:06

124 view

戦前のハンセン氏病患者強制収容の件も・旧友向けメールから

 「憲法→法律→行政→強制収容」で順序立てて説明してもらわなければ誰にも判らない。77年の僕が理解できなかったのもこんなことだった。他にも理解できなかった人はかなりいた。
  但し、その場合は「大日本帝国憲法→戦前法律→戦前行政→強制収容」なんだよね。戦前憲法は高校までほとんど教えられていないですよね。光明もほんの少ししか。ならば、大日本帝国憲法の噛みくだいた説明からしてもらわない限りは理解できない問題。全生園に言っても何も理解できません。
  77年に気持ちを戻せば、誰か大日本帝国憲法の説明をしてくれる人が必要でした。それで初めて戦前の強制収容理解の糸口ができるわけです。
  そう言えば、仲介者のR子さんは(青山大)法学部でもありました。本当は以上を説明できる能力はあったと思いますが、医学的な説明はしてくれても、戦前のその法的な問題は語られていなかった。何だろうと。また、やはり、法学部のM氏含め、かなりの人が戦前と戦後の憲法も混同し、戦後憲法の発想で戦前社会も想像し、「健全者がハンセン氏病患者の感染を恐れて隔離した。民主的なやり方によって。民主主義は恐ろしい」と言い出し、ニヒルにもなっていった。おかしかったし、ハンセン氏病問題を通して民主主義否定はあってはならない事でしたね。
  一方では、(東大法学部)A氏は何故自分が法学を学ぶのか、答えを見出せなくて悩んでいました。それ含め、以上も全学連挫折の遠い影響だと思います。それで法学部の人たち含め、憲法や法律が自分から掛け離れたものに感じられていた。ましてや、社会の基礎である事にも気が付かなかった。これで以上3人の気持ちも理解できると思います。世代問題を痛感しますね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  僕が見た範囲、70年代後半では、法学部の人たちほど、憲法に無関心。非常に皮肉です。後年の僕は放送大学で法律関係も学び、非常に変に感じるようになりました。その答えが出たのも近年。全学連挫折後の状況というとてつもない大きな問題があったに違いありません。

6 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2017年12月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

最近の日記

もっと見る