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2017年09月13日03:53

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毒草の薬

秋の夜は、高倉健が愛した山本周五郎を読んでいる。


13歳に東京、木挽町の山本周五郎商店に住み込み奉公した。

この商店の主人を終生の恩人として、

ペンネームにしたという。

一斎の文壇の賞の受賞を拒否した作家として有名です。


人情味あふれた言葉の


宝石箱と思っています。


「世の中には賢い人間と、賢くない人間がいる。

けれども賢い人間ばかりでも、世の中は
うまくいかないらしい。

生まれつき一流になるような能を備えた者がいるけれども自分

一人じゃ何にもできやしない。

能のない幾十人という人間が見えない

力を貸しているんだよ。」

「栄さんが職人として立ってゆくには、

幾人か幾十人かの者が

陰で力を貸しているからよ。

さぶちゃんはよく

云ったでしょ。


俺は能なしのぐずだって、

けれどもさぶちゃんの仕込んだ糊がなければ

栄さんの仕事だって
思うようにはいかないでしょう。」


(作品さぶより)

「温床でならどんな芽も育つ。

水の中でも、芽を育てる情熱があってこそ、

真実の、生き甲斐があるのではないか。」

「毒草から薬を作りだしたように、

悪い人間の中からも
善きものをひきだす

努力をしなければならない、人間は人間なんだ」


(作品赤ひげより)


古い読者からコメントがあった。

僕は赤ひげのような人だと。

嬉しい言葉を頂いたから励みになります。


また、力になっています。との言葉に


続けて来て

良かった!



としみじみ感じています。


表現や導きの言葉で



偉そうにと感じる方も

いるかも知れませんが

表現力が未熟なため

お許し下さい。


今日も



あなたらしく



生きて下さい。



合掌
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