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2016年10月18日03:09

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愛語ノート

人は落ち込んだり、自信をなくしたりする事が必ずあります。

その時のためにポジティブな言葉、自分を励ます言葉を書き留めるノート「愛語ノート」を作ってみましょう。

「さすが!すごい!偉いぞ!」

「人生に失敗はつきものだ心配するな!」

「困難は成功のチャンスだ!」

なんでも自分を誉める言葉を100個集めてみましょう。

道元禅師の言葉に

「愛語よく回天の力あることを

学すべきなり」
があります。

愛語とは、やさしく心のこもった言葉。

回天の力とは、世界の天地をひっくり返すような大きな力という意味。

言葉とは世界をひっくり返すくらいの大きな影響力があるという意味です。

また、「感謝」の謝は、ごんべんに射すると書きます。

言葉は口に出して放たないと伝わらない。
ありがとうやお礼の気持ちも、発しなくては伝わらないのです。

私は若い頃、離岸流に直面してあっという間に沖に流された思いでがあります。

『東京勤務から、故郷の静岡市清水区に久しぶりに帰って来ました。
夏の海はこの三保の松原が一番美しい。(世界遺産)
波もおだやかだ。
今日は少し沖まで泳いでみるか。
50メートルのロープと浮き輪の仕切りを越えて泳いだ。

気持ちいい!

しばらくすると、何か変だ。

川のように流れている。
なんなんだ?
私は海には、離岸流という流れがある事を知らなかった。

振り返ると岸辺の人が小さくなっていた。
300メートル沖にいる。

もたもたしたら半島より先に流され、駿河湾の大海原に流されてしまう。

しまった!
すると、二人の若者が私の方に泳いで来ていた。
早く戻るんだ!

と叫んだ。

二人も気づいて、慌てて泳ぎだした。

一番岸に近い男はクロールで泳いでいた。

二人目の男は平泳ぎで泳いでいた。

私は流れが速かったので、得意な背泳ぎで泳いだ。

すると、助けてくれ!
足がつった!
泳げないと声がしたので平泳ぎに変えて見渡した。

すると、声の主はクロールの男だった。

10メートル横を泳いでいる男が見えた。

あっ!

彼は溺れかかって手を振る男を振り向きもせず岸に向かって行った。

そんな、どうしよう。

もうすぐ、彼の近くにやって来た。

俺も知らんプリしよう。
岸までまたまだ遠い。
助ける余力などない、
見ないように、聞こえなかったことにしよう。

いやまてよ、後悔しないか?

ずっと悩まないか?

心の葛藤と戦っていた。
あっ!

彼が波間から消えた。
沈んでいった。

私は神様!と叫んで海に潜った。

沈んでいく彼の腕を捕まえた。

彼は深い息をした。
両足がつって動かないといった。

そうか、片手でいいからこいでくれ。

私は彼の肩に手を入れ、横泳ぎで泳いだ。

この男の最悪なのは

ネガティブなところだった。

「もうだめだ!
死んじゃうんだ」

とそればかりだった。

「くそ!黙れ!離すぞ!」

「大丈夫だ!岸は近づいている」

しかし、とても大丈夫という気がしなかった。

いっこうに進んでいなかったからだ。

しかし、二人でだめだと諦めたら終わりだ。

自分を勇気づけるために
「大丈夫だ!」

と叫んで泳いだ。

やっと離岸流を抜け出した。

あのロープまでやって来た。

彼も気づいたのか、足をバタバタ叩きだした。

そうだ、それでいいんだ。
がんばれ!

もうすぐ、岸だ!

二人は遠く離れた浜辺に倒れこんだ。

生きているありがたさを噛み締めた。

私は彼に聞いた

「大学生か?」

「はい、医学系の大学です」

「そうか、今日のことは忘れるなよ。

お前を無視した男を恨むなよ」

「命が助かった分、

人を助けてやってくれ」

「はい、分かりました」

それから、数年後

彼から手紙が来た。

薬剤師になったという。

約束通り人を救っているようだ。

いいことしたかな(笑)』


あれから私を励ます
言葉は

「大丈夫だ!」

です。

(こののち数年後、
溺れている子供を
二人も助けようとは思いもよりませんでした)

今日の励みになれば

私は休みです。


床屋に行きます。


合掌


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