どんな拍子で、わが避難所に届いたのかはわかりませんが、
俵にいっぱい大きなするめが届きました。
九州の福江島発です。五島列島です。
焼かなくても食べられるぐらいの固いするめでした。
私と同世代のおっちゃんたちは、大歓声をあげて、かじり
始めました。
地震から35年前、東京の中学校の時に福江島から転校し
てきた友達がおりました。
まったくもって東京とは縁のないところであります。
今から思えば、「東京に出ればなんとかなる」という思い
で父さん以下、出てこられたのではないかと思います。
その友達のことを思い出しながら、私も五島列島のするめ
をかじりました。
あまりにも美味しくて、ポケットに常にしのばせる食べ物
になりました。
はるか五島列島の方でも、わが神戸の震災のことを思って
下さっている・・・。
「だから政府は、今に動いてくれるって」
ボランティア軍団に、するめをかじりながら、説教するの
でありました。
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