mixiユーザー(id:5343821)

2015年04月21日00:47

967 view

スペアナ測定

ひょんなことから、スペアナ測定器を貸していただいた。

で、いろいろ測っているうちに、おのれのアホさかげんに参っている。

いままでの値でいうと、まず、サブウーファーとフルレンジの間に、63ヘルツから125ヘルツあたりだが、深刻な谷があった。
単純に言えば、ブーミーになるのをおそれて、サブウーファーのハイカットを禁欲的にしていたため、共鳴管であまり出ていない低域をカバーし切れていなかった。
いままでは50ヘルツ弱カット、ボリューム7.5にしていたのを、調整で、100ヘルツカット、ボリューム3.5にしている。
これでぬくもりのあるスケールのでかい帯域が出てくるが、30ヘルツのレベルも全然問題ない。

この低域が自分のシステムにはずっと欠けていた。
部屋が弱いので、ボンつくとか床振動をおそれてずっと逃げていたのもある。
いまは、タオックで28センチ持ち上げた後にウェルフロートでサブウーファーを浮かし、よい感じであるので、この設定でもいけるようになっていた。

さらに参るのが、正相・逆相の切り替え。
バカにしていたが、これはまったく変わる。
逆相だと、20〜40ヘルツはほとんど数値に出ない。63ヘルツはよく出ているのが美点だが、それだけである。
正相は、40ヘルツまでもモリモリ出ていて、63ヘルツはへこむが、80ヘルツが出ているので、谷の解消にはこちらのほうがベター。
あきらかに正相が正解なのだが、もう5年ぐらい?逆相で使い続けていたのだった。

ツィーターも、切ると、リスニングポジションではMG-130HRではぜんぜん出ていない。
10キロヘルツなどかなり落ち込んでいる。
スーパーツィーターは、雑誌の工作記事で、さらに能率の低いツィーターで0.1マイクロを絶賛推奨してあったので、手持ちの0.33を使いながら後ろめたかった。変な音を聴いてるのかなとずっと思っていたのだが、一方で、もっと出したいとも思っていた。

結果的に、0.15マイクロを巻き付けて0.48にしてやっても、リスニングポジションで315ヘルツのピークよりは下回っている。聴感でも、ワイドレンジで疲れる感じもあるけど、聞こえなかった音が聞こえておもしろい。
キラキラしてホーンツィーターのワクワク感が出てくる。

これも、正相にするとなぜか6.3キロヘルツにピークが出るので、逆相のほうがなめらかな図になる。こっちは長年逆相であった。
が、ウーファーに較べれば微々たる差であろう。

結果的に、音は格段にまともになったと思われる。
特に低域。
お金はかかっていない。

かつての108ES2や138ESR時代は、測定したらさぞかしつっぱしった異常な数値が出ただろう。
特にサブウーファーのなかった時代。

こして測定できると、自作系には調整箇所が多いというメリットが出てくる。
環境によって相当に数値は変わるのだ。
メーカー製スピーカーを買ったら今後はグライコが要りそうだ。

以前から薦められていたのだが、めんどうくさがりの主観的人間として、採用に至らなかった。
自分から求めずして試してみたらこのざまだ。
少なくとも5年は完全に無駄に悪い音を聴いている。

唯我独尊オーディオは愚かなる道程である。
4 9

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する