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2013年12月21日17:57

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年末は笠地蔵

年末のおとぎ話に笠地蔵がある。

村に住む老夫婦がお正月のお餅を買いたくて、夜なべして作った笠を

爺さんが町まで売りに出かけました。

すると雪が降りだして来ました。

道ばたに並んでいたお地蔵さんが、雪をかぶっていました。

お爺さんは、
お地蔵さんそれでは寒かろうにと

売り物の笠を一つづつかぶせて行きました。

五体にかぶせましたが、あと一つ足りませんでした。

お爺さんは自分の手ぬぐいをとってかぶせてあげました。

売る物がなくなってしまったお爺さんは家に帰って

お婆さんに説明しました。


お婆さんは
まあそれは
いいこと
しましたね

と誉めてくれました。

お餅はがまんしましょうね。


二人は寝ました。

すると、

ずしん

ずしん

と大きな地響きがしました。

笠くれた

爺さんの家は

まだか


ずしん

ずしん


ここだここだ


どさ

どさ


お爺さんは、


恐る恐る

窓を開けて

見ました。


お地蔵さん


たちが

歩いて行く


後ろ姿

が見えました。


家の前には

山のように


お餅やら

おせち料理

が積んでありまし
た。

おしまい。


笠地蔵

悩んだ時

人に言えない

相談事

苦しみ

悲しみ

聞いて

くれますから。


お地蔵さん


同様


温かい心を


周りの人たちにも


与えてください。

あなたにも


笠地蔵が


やって来ますよ。



いい正月を


迎えてと


ずしん

ずしん


やって


来ますよ。


(絵は自作)


合掌。


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