■堀江被告実刑 再び断罪された拝金主義
(読売新聞 - 07月26日 01:45)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=558724&media_id=20
数年前に日本を席巻したホリエモン人気に興味があったので、このニュースが出た時にミクシィの日記を探してみた。
でも、ニュースの扱いも小さいし、コメントの数も少なくほとんどが他人事みたいな内容で、ちとがっかり。
時代の寵児ともてはやされたホリエモンも過去の人。
熱しやすく冷めやすい世論はマスコミからしばらく姿を消した人のことなど興味なしということか。
よくも悪くも、堀江被告というのは日本のとって新しいタイプの企業家だったような気がする。
古い因習にとらわれた日本経済に、新しい思考で切り込んでいくその姿に喝采を送った人も沢山いたはずだ。
そんな堀江被告がここまで落ちぶれたのは身から出た錆なわけだけど、彼の劇的な追い落としの背後にこうした新しいタイプの企業家の登場を恐れる日本社会の権力者たちの怨念なんかが感じられたりしたものだ。
拝金主義者と言われても仕方のない言動が目立つ堀江被告に共感するところはあまりないのだけど、ついこの間まで堀江被告に声援を送っていた人たちはどこへ行ったんだろうと思ってしまう。
昨日の時代の寵児が今日の一犯罪者となる彼の扱いに、今の日本の社会の保守性が垣間見えるような気もするし、英雄を作り上げてはスケープゴートにしてしまう衆愚政治のどん欲さみたいなものも感じる(亀田兄弟なんかもそうだな)。
ライブドアーのやり方自体を支持しなくとも、その挑戦は日本経済や社会に関するいろいろな問題を提起していたようにも思えるし、だからホリエンモン人気だったのじゃないだろか。
それも大衆を喜ばす一時のショーに過ぎなかったのか。
諸行無常の世とは言え、「時代の寵児」がこうも簡単に忘れ去られるようでは、今の日本の「時代」は短すぎるよ。
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