mixiユーザー(id:1609438)

2024年02月05日13:09

19 view

『再現性の塊』

田尻望・著 かんき出版


前作で紹介した、「付加価値の3種類」、
「法人顧客が感じる価値」に加え、そ
の付加価値実現に必要な情報をどう営
業現場で聞き出すか、具体的なコミュ
ニケーションの秘訣が紹介されていま
す。

■付加価値の3種類
1 置換価値
2 リスク軽減価値
3 感動価値

■法人顧客が感じる価値
1 生産性のアップ
2 財務の改善
3 コストダウン
4 リスクの回避・軽減
5 CSRの向上
6 付加価値のアップ

顧客の潜在ニーズを掘り起こし、商品
開発、提案にまでつなげる流れが、文
字通り「再現性」を持って語られてお
り、これは営業マン、商品開発者必読
の内容です。

なかでも、法人客のニーズを聞き出す
質問のテクニックは、営業マン全員に
読んで、学んでもらうべきだと思いま
す。


----------------------------

お客様の会社の中に「本来はなければ
いけないのに、ないモノや、いない人」、
あるいは、「なくてもいいのに、ある
モノや、いる人」に目を向ける

お客様の会社の中で「やりたくないの
に、やっていること」「やらなければ
いけないのに、やっていないこと」に
目を向ける

いろいろと頑張ってはいるけれど、結
果として「コストがかかりすぎていな
いか」「生産性が低いままではないか」
「赤字になっていないか」という点に
目を向ける

潜在ニーズの例
「結婚式で2人で並んだときに、新婦
が本当に華やかに映える、幸せに見え
る姿でいてほしい」
「高校時代、皆から美人だと言われて
いたので、その頃の自分を取り戻した
いんです」

お客様が「○○が欲しい」「○○したい」
と言っているとき、そこで言語化され
ているのはあくまでも「顕在ニーズ」
です。大切なのは、その言葉の裏に存
在する「ニーズが発生した理由や原因、
その背景」を明らかにすることです。
これを聞き出せれば、「真のニーズ」
を確定できます

人は「未知の価値」=「感動価値」に
対して多くのお金を払う

営業「この問題に対して、いくら使っ
ていますか?」
お客様「年間でおよそ5億円です」
この場合には、多くのお金が使われて
いるため、強いソリューションだとい
う可能性が高まっています。かかって
いる人的リソースからも判断できます。
営業「この作業のためにどれほどの人
を使っているのですか?」
お客様「10人ですね」

新商品企画につながるニーズは「業界
慣例」と「情報偏差」にあり


0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2024年02月>
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
2526272829