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2023年06月26日16:05

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ゼレンスキー大統領をコメディアンと馬鹿にする人に考えて欲しい存在

知っておきたい教養としてのチャップリン
ヒトラーに大ダメージ与えた「史上初のバズッた男」 「独裁者」公開でアピール力失い…多いときは日に3回していた演説が年7回に



ウクライナのゼレンスキー大統領は、昨年5月のカンヌ国際映画祭で、「いま世界に新たなチャップリンが必要だ」とスピーチをした。もちろんコメディーで世界が笑いに包まれたら平和になるかも知れないが、喜劇の映画スターに戦争を止める力なんてあるのだろうか?

でも、よく社会を見てみると、チャップリンは今の時代にも大きな影響力を及ぼしていることがわかる。そんな<チャップリンと現代>について書いた『教養としてのチャップリン』(大和書房)を先ごろ上梓した。

チャップリンは映画界の最初の世界的スーパースターだ。ということは歴史上初めて、動く姿を世界中の人が同時に見ることのできた人物だ。今風に言うと「史上初のバズった男」。つまりは、メディア時代、すなわち現代という時代を始めた人物なのだ。

そんなわけで彼は文化芸術はもちろん政治・経済に至るまでさまざまなジャンルに影響を及ぼしている。チャップリンを知ると、現代の教養も楽しく身につく。そんな彼の、今の時代への知られざる影響を紹介したい。

冒頭のゼレンスキーの発言は、1940年の映画「独裁者」を指している。チャップリンはこの作品で全盛期のヒトラーに真っ向から立ち向かった。ナチスは全力で妨害し、アメリカ政府も製作に反対したが、チャップリンは「ヒトラーは笑い物にしなければならない」と作り上げた。ラストで、チャップリンふんするユダヤ人の理髪師の平和と民主主義を訴える演説は、今も見る人の胸を打つ。


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