和歌山県伊都郡かつらぎ町四郷の里は
日本一の串柿の里。
今年も昨日行ってきた。
山道沿いの串柿の干場。
家々の軒下や庭先などにある干場が
この時期オレンジ色の串柿暖簾で彩られる。
この季節を代表するこの地区の風景である。
毎年訪れているが
ここ数年ずいぶん様子が変わってきた。
延々と続く山道の干場がどんどん短くなり
農家の軒下や庭先の干場にはどんどん串柿暖簾が少なくなってきた。
昨日は農家の老婦人と話す機会があっていろいろうかがったことだが
どこそこのご主人が亡くなったとか
高齢で仕事がつらくなったとか…
また最近の傾向でお正月にお鏡のお飾りの串柿をするお宅がどんどん少なくなったと…
ほんとに寂しい話だ。
この時期の原日本の風景とも思える風景がだんだんなくなっていくことが残念だ。
まだ残されている串柿暖簾の風景を楽しんで山を下りたのは優にお昼を回った時間だった。
帰り道で件の夫人からの声。
大きな富有柿を持って帰ってといただいた。
ほんとにありがとうございました。
富有柿は
一番好きな柿です。
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