曼珠沙華、ヒガンバナ、後者では身も蓋もないから前者の呼び名が好きだ。
台風に遭うことは予測していたから文庫本を仕入れていて、そこに曼珠沙華が小道具的に出てくる。そう台風に遭う前に読んでしまったのだ。非常食をおやつに食べてしまったあんばいだ。
早速、佐賀県でそれに遭遇する。福岡県にも在ったのか知らないが少なくとも意識には上らなかった。
その後も、曼珠沙華は度々見るが撮ろうと思ったのはこの3枚以降なかった。市街地の民家の脇に雑草然として生えてるのとか、ちょっと旬をすぎてくたびれてるのとか。
本で読んだ時「毒がある」というのでググってみた。地下茎に毒があり虫がそれを嫌い避ける、その虫を餌とするモグラも居なくなるので畦に好んで植えられる、と云うが、そんな例はこの3枚のみ。こんなにも赤のエッジが効いたのは他になかった。
蛇足だが曼珠沙華の地下茎をすり潰して水に晒すと毒は水溶性なので解毒でき残りはデンプンが多いので戦時中食として推奨されていたとか。
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