三つの死

■＜年齢のせい！＞これってもしかして老化……？もっともショックを受けた「老化現象」といえば何？
(ママスタジアム - 08月02日 15:21)
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ピクサーの｢リメンバーミー｣という作品では、主に｢三つの死｣を取り扱っていた。即ち、｢心臓が止まったとき、火葬や埋葬されたとき、そして、人々から忘れ去られたとき｣の三つがあると。





中でも、最後の｢忘れ去られた時｣というのが、本当に恐ろしいという話だった。


老化現象からは、まだ気が早いかもしれないが、忘れ去られるってのは、大部分の人間がそうだが、｢相当な恨み買っているとき｣ってのは、その者の最期でさえ、おそらく残酷な結末が待っている事だろう。




さて、私は｢存在を忘れ去られる｣方の人間だろうか。手前味噌ではあるが、おそらく｢忘れ去られる｣というのが、ないのではないか。ほとんど。




このご時世、図らずとも｢リア充ぶる｣なんてヤツがいたら、速攻で自粛警察がやってくる。引きこもりの専門家、斎籐環氏によれば、｢会うことは暴力｣であるらしい。そうならないように、我々は｢相手に脅威を与えない｣というスタンスをとっていくのは、これまた常識であると思われる。




だが、世の中には非常識な手合いももちろんいて、少なくとも、僕と彼は、相成れる事が出来なかった。


エナジーバンパイアってのは、そういう人種は確かにいて、要するに｢反撃できそうにない｣人間を選んで、寄生する。



だが、因果応報でもあるように、寄生する相手がいなくなったら？あるいは洗脳が解けたら?早晩、自分が報復されるのは自明の理である。




そいつが出来る防衛策と言えば、徹底的に、自分の生きた痕跡を消す、に限るだろう。その前に、私が彼らの存在を忘れる事が先決だが。