断腸

■安倍元首相、無言の帰宅＝銃撃死から一夜、各党遊説再開
(時事通信社 - 07月09日 14:01)
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安倍首相の件は、思想がどうであれ、多くの方々が早い別れを悼んでいるのだろう。


ただ私は、安倍総理の母の気持ちが、察するに余りある、と思った。



｢そこに居てくれるだけで嬉しい｣晋三は、もうこの世にはいないのよ…


何で、母の私より、先に逝ってしまうのよ…



認知症で記憶がとんでいっても息子の事は覚えているのよ…



もうずっと前だが、役所広司主演の｢我が母の印｣を見たときにも、私は涙が止まらなかった…



そして、クリント・イーストウッドの｢運び屋｣で、女房に先立たれた主人を見て、二回目でめっちゃ泣いた…



｢いるだけで嬉しい｣人が、居なくなったら、自分が無くなるぐらい泣くだろう…




自分の事はウェットかな、と思う一方で、｢殺さなきゃ気が済まない｣ってヤツに対しては、恐ろしいぐらい冷徹だと自分でも思った。不謹慎を承知でいうが、かつて死刑囚であった宅間衛が｢地獄に行っても、お前らのガキどつき回したるさかい｣と言ったが、俺も｢ケジメ｣取るためには、それぐらいやらないといけない、とも思った。




本当に、今ならクソほどしょうもないって分かってるんだけど、かつての上記のヤツを思い出すのと、｢最愛の祖母｣が持ち崩していくタイミングが重なってしまっていた。




｢身近な女性に、心の内を話す、味方になってもらう｣という最低限の事が、私には出来なかった。


要するに｢聖職者ってか奴隷｣やってろという梯子を外され、自身の｢怒り｣を無視すること自体があり得ないってレベルになった。




そして、｢居てくれる｣だけ嬉しいって祖母に会えなかった、向こうも、私と同じことを思っていたのかな？





何ども言うんだけど、件のヤツを、もう俺が服役していいから、シバかせてくれ。卑怯で卑劣でも何でも良いから、そのボケを溺愛してるであろう母親も、巻き添えにさせてくれ。あれに死ぬ思いさせられんねやったら、何でもええわ、その代わり、最愛の祖母に会わせておくれよ、叔母ちゃんよ…




身も心も引き裂かれる体験って、誰でも通る道なのか、断腸ともいうが。



安倍晋三さんの、お母様が、健康でいられますように。