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2022年05月08日20:10

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母を

1位「ハンバーグ」、2位「卵焼き」、3位「から揚げ」 若者が好きな母の手料理ランキング
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=40&from=diary&id=6948537




母が料理を作るとき、とにかくストレスMAXだった。




食卓が休まるところではなく、母の職場での「愚痴のゴミ箱」と化していた。




全然俺が知り得ない同僚であったり、生徒の名前であったり、それらを口にしていた。



この人の「感情のゴミ箱」にされると、私の自己肯定感は限界まで下がっていく。





「母」がベッタリ、根拠ない自信が突出している(それも自分にとって有利で、安全なフィールドを選んでいるだけ)ヤツとは、対極と言って良いだろう。




食に興味があり、旨い飯屋を探すのに余念がない人もいるだろうが、私はほとんどグルメに興味がない。


父に「旨いもん、食わしたるわ」とか「適当に食え」って言われる度に、「黙れ黙れ」って気持ちが、昔は心から沸き上がっていた。



社会の裏側や、社会ネタを研究するのに、熱心なのは多いに結構。




だけど、僕の「心の内側」には、まるで関心がいかない人種だった。





父は別に、僕と別個の人間だから、それも良いだろう。でも母は?




母と息子は似るというが、母の精神は、私のメンタルにとかく影響する。





最近、母の事を客観的に考えてみた。結局、大阪のある小学校の中で、熱心に学級経営をする、熱い先生として生徒や保護者から指示されていたが、局所的なものである。




むしろそれで、手を抜かなきゃいけないところで抜かったおかげで、その皺寄せは間違いなく俺に来た。




母って存在が、私にとって詰まるところ、「他者評価」でしか成立し得ないものに感じた。要するに昔、「校長からの評価」が芳しくなく、その余波で、母は「私の人生は何だったんだろう」と、どうしても我が子たちが答えられないことを聞いてきた。結婚したくなかったてのは、つまり「私たちなど、生まれてこなくて良かった」か?




私から見た当時の母は、ただただ「独りよがり」で、自分の身を犠牲になど悦に入っていたが、「状況限定」的なものであり、その状況がうまく行かなくては、文字通り「死」に等しいぐらいの苦しさが襲ってくるのだろう。




そして往々にして、誠実な人間は「面倒くさい、暗い」とも同義なので、その「排泄物」のお裾分けを、意図せず僕にくれやがったのである。



休職して、急に朝飯を作り出した。弁当を作り出した。基本仕事人間なので、学校ってやることがなくなったら、それが我が子たちに向くのだろう。だが、既に当時、姉は母から心が離れていたので、その分は私に行く。とんちんかんな事をかまして、遅刻の危機や、汁まみれの弁当を食う羽目になる。私の高校生活ってそんな感じだ。




そしてこういう時、普通「女の子」と懇ろな関係になって、話を聞いてもらうのだろうか。俺にはその感覚が、あまり分からなかった。見た目上は、自分と親しい人たちとでコミュニティも作れるし、多分だけど、良い関係も築けるだろう。



ただ、どうしても「異性」と関係持つとき、踏み込めない。俺にとっては、犯罪を犯しているのと、同義ぐらいに感じていた。




かくして私はずっと、自分の心を「リセット」して、「自分を守る」ための防御力が、ほぼゼロになっていた。むしろ、24時間365日、「聖職者」が張り付いていている気がした。




「人を助けろ、命を賭けろ、自分の身を犠牲にしてでも相手に尽くせよ…」

「女子は『君の事』を迷惑に思ってるよ〜。」



母にしてもそうだけど、どうしてこれが俺の姉なのか?僕に好意もって接してくれる女の子と、本当に同じ種族か?


「深海」では、水圧の浸透圧が強すぎて、海上にでた時、ある生物は破裂するという。逆に、高いところにいる生物は、地上に近づくと「押し潰される」ように感じるそうだ。


深海は、言うまでもなく私の事である。




いずれにせよ、聖職者として、ずっと禁欲と拷問を自分に課しているような気持ちだった。


母の息子でいえば、この世に私しかいないだろうならば、母から伝染する「感情のゴミ箱」というのも、詰まるところ、私しかいない。



私は、「自分と同じ体験をしたものがいないか」という部分で読書をする事が多い。一方で、パチンコもタバコも酒も、ギャンブルもグルメも、基本「男がインチキ自己肯定するために求めるもの」にほとんど興味が沸かなかった。これらは所謂「逸脱」であり、「達成する」「踏ん張る」「ピンチほど鼓舞する」という私の「求める事」と相反する。




ただ、食だけは普通に「誰と食べたいか」に尽きる。ギスギスする食卓など御免だ。お喋りが楽しい人と食いたい、ってそれが一番だ。何事も。























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