あんた誰？

昨夜黒いネコが入って来た。
この猫は我が家の猫ではないが、実は今朝我が家の居間で眠っていた。私が入って行っても逃げる様子がないので頭を撫でようとしたら、強烈な猫パンチ。
その猫が夜また入って来た。そして我が家の４匹の猫たちの食べ残しをしばらく食べていた。そして静かに出て行こうとした時、突然若造のプスプスが襲った。すごい叫び声とがっちり組んで転げ回る物音に、後の２匹が駆けつけた。
「お前なんだよ、勝手にきやがって。」
と、めっちゃ怒っているのは後方の黒猫シルベスター。
あ、危ない、シルベスターあんたは喧嘩は無理だよ、腰を痛めているんだから。
心配するも唸り叫び続けるシルベスター。
縄張り意識の強いジンジャーで長老のトフィーも今にも飛びかからん様子で前方を塞いでいる。
トフィー、あんたも喧嘩はダメ。もう高齢者なんだから。
最初に取っ組んだ若造のプスプスは床に座り、面白いことになったぜと見物を決め込んだ。
あとは先輩宜しく、みたいな風情。
私もそばに行く。
そして一生懸命みんなに話しかけた。
このクロちゃんはね、お腹が空いていたのよ。だから食べにきただけ。喧嘩するつもりはないのよ。だから帰らせてあげなさい。
何度も繰り返し、説得した後静かに離れ椅子に座って様子を見ていると、徐々に緊張が緩んでいく様子。
黒猫は隙を掴んでキャットフラップから出て行った。
というドラマがありました。