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2022年02月04日23:33

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アン女王

 さて昨日は近くにアンが居た。今回は黒髭ことエドワード・ティーチに思いを馳せた。「アン女王の復讐号」を旗艦としているから正しい。
 黒髭が実在の人物だった事も軽い驚きだが、海賊といえば下賤な者かと思いきや貴族だか豪商だかの出だという。

 そこで連想は北条早雲に行く。これも子供の頃に歴史を習った時には、伊勢新九郎なる素浪人が関東に乗り込んで来て勝手に北条を名乗ったというものだ。そのほうがロマンがある。
 ところがこの伊勢新九郎、とんでもないエリートだ。そもそも伊勢氏じたい室町幕府の政所、今でいう財務省官僚を世襲する名門だ。

 ゆうきまさみ氏の漫画「新九郎奔る」が面白い。伏線なのか足利義政に睨まれて無位無官だ。それを古説の根拠とするつもりだろう。
 いにしえのやんごとなき人々の呼び名。本名を呼んだらとんでもない無礼とされたから、あだ名があった。例えば孫四郎とか、早雲のは新九郎だ。官位が得られればそれで呼ばれた。石田三成は治部少輔だから「ジブ」と呼ばれた。

 今日はアンは居たのか知らなかったりするが、帰り道に書店で中野京子氏の著作を見かける。「名画で読み解く 12の物語」シリーズが並んでいる。手に取ったのは表紙がバカパクなイギリス。同氏の「怖い絵」の筆頭ともいえる絵なので探しても説明が見当たらない。普通は表紙の説明は分かりやすい所にあるものだ。しかたないからググる「レディー・ジェーン・グレイの処刑」だ。名画としか言いようがない。興味があったらググって欲しい。

 「アン女王の復讐号」があるならば当然アン女王が居る。同書でその項目を立ち読みする。アル中で肥満で死後の棺は正方形だったそうだ。ラヴェルでなくともこの女王の為のパヴァーヌを作曲したいとは思わないだろうな。女王・王様etc.権力者という職業はよほどストレスの多い職業とみえるから決してなりたくない。大丈夫、なろうと思ってもなれないから。
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