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2021年06月26日01:03

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空中戦における運動性能の重要性について

 前回の日記では御理解いただけないと気づいたので説明したい。

 オタクが本で読んだ知識でてきとうな事を言ってるよと、お思いだろうが少し違う。確かに私は航空機免許はおろか操縦したこともないが、空戦経験はある。察しの良い方にはお判りだろう。フライトシュミレーターである。

 空中戦における運動性能の重要性については、フライトシュミレーターで空戦してみれば即座に解るので、そうしていただくのが手っ取り早いが、フライトシュミレーターで空戦するにはソフトウェアを購入せねばならぬし、操縦桿を模したジョイスティックも必要だ。続きを読んでくだされば、そうした面倒な事を抜きにして御理解いただけるように書くつもりだ。
 前回の日記で触れたので、グラマン・ヘルキャットを以下グラマンとし、ゼロ戦とで説明しよう。

グラマン 速度は速い 運動性能は劣る
ゼロ戦    速度は遅い 運動性能には優れる

 空中戦で正面から向き合うのは実はよろしくない。射程に入ってから、あっという間にすれ違ってしまうから、まず当たらない。下手をすると空中衝突をして相打ちになってしまう。だから理想的なのは敵機の後ろについて弾丸を浴びせる事だ。

 グラマンでゼロ戦の後ろに付く。チェックメイトだ。相手は遅いから逃げられないと思うだろう。簡単に逃げられるのだ。運動性能とは車でいえばハンドルの切れ角だ。運動性能に優れていると、より少ない曲率半径で曲がれる。グラマンがゼロ戦に照準を合わせても横に逃げてゆく。操縦桿(ジョイスティック)を折れんばかりに傾けても追い付けない。うかうかしていると回り込まれて後ろに付かれて形勢が逆転する。
 逆にそうなった時のゼロ戦は楽しい。相手をカーブの外側から追い詰める。相手が照準に重なってもまだ撃たない。相手がカーブの内側になったときに撃つ。そうすると弾丸が曲線を描いて相手に当たる。もちろん弾丸はまっすぐ飛ぶのだが高速で曲がりながら飛行していると、そう見える。とはいえ、そうなったらグラマンはフルスロットルで逃げるだろうから、そう簡単ではない。

 グラマンでゼロ戦の背後に付いた時の状況に戻る。このとき、グラマンは速度を落とさねばならぬ。ゼロ戦を追い抜いてしまうと形勢が逆転してしまうからだ。つまりこのとき速度の優位差は失われゼロ戦が優位となる。それゆえ米軍は一撃離脱戦法を指示したのだ。
 私は何故このような日記を書いているのか?「カラスは飼えるか」の著者、松原始さんのせいだ。この人はミリオタな上に2ちゃんねらーらしい。お近づきになりたい。
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