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2020年11月21日20:18

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どうか正夢

前にも言ったんだけど、僕は何か心配事が終わったとき、とかく夢を見る、実際は二時間しか寝てなくても、本当に密度が濃くて、長い夢だったりする。




俺は昨日、何故かーーーー何故か自信満々の同級生(だった気がするが)が、ある女絡みで、怖いおっちゃん達に取っ捕まり、ビル二回の事務所に連れ込まれる。そこは公道からよく見え、どこかの会社のテナントの一室のように思えた。歯医者か、と突っ込みそうになるが、アウトレイジにも、歯医者で「えげつない」シーンが登場するので、あながち俺の突っ込みは間違ってないだろう。ともかくそこで彼もーーーーホンマに同級生なのかは定かでは無かったけど、「えげつない」目に合っていることは、想像に固くなかった。連れ込まれて、しばらくしないうちに、離れてても聞こえるぐらいの絶叫が聞こえてきた。想像するだけで、身の毛がよだつだろう?と言わんばかりの衝撃だった。



夢の中なので、道行く人々は「えーやだ〜またやってるよ〜懲りない人もいるんだね〜」とか、「ううん、女の子は全然悪くないよぴかぴか(新しい)若旦那がやらかしたんだって〜」という内容の会話だった。



俺はその雑踏の中に混じり、「ええ、あんな酷いことを……」と狼狽していたが、俺の腹には一物あった。




俺は夢の中でも、自分の性悪さを自覚する時があった。それは、素知らぬフリをして、相手が自動的に「孤立」するように仕向ける、というものであった。俺は周りの人を「利用して」、相手を窮地に追い込む方法を取ってきた。それが自分の身を守る方法だったのだろう。あからさまではなく、真綿で首を絞めるような……というぐらい、俺は腹黒だった。




なので、口とは別に、「おい、何をやっとるんや、早くアイツの悲鳴を聞かせんかい、今のはアカン、リテイクや」という事を、心の中で呟いていたのである。




主演(主演は同級生か)&監督の立場であった。俺は何となく夢の中だと分かるので、何度もリテイクした。ということは、その同級生は、何度もその「地獄」を味わうと言う事である。「もう止めてくれ〜」と懇願している様子が、頭に浮かんだ。その場面を目撃しないのは、彼へのせめてもの俺の情けと言ったところか。





なぜ同級生なのか、という疑問が残った。俺は別に何かされたわけでもないし、むしろ、駅で会ったら喋って交友を暖めるぐらいなことはしてきた気がする。


ただ、唯一心当たりがあるとすれば、そいつがーーーー友達だから控えめに言うけど、「妙に自信があり、一人っ子」という所だった。






一人っ子ーーーー俺がかつて会ってきた一人っ子って、ほぼ9割型「ゴミ」であった。入江然り、フォーソン崩れのウ○コや、ゴマすりの陰キャくんであった。




俺は一番思うのは、こと「一人っ子」に関して、「困った時に助けくれる」というビジョンが、一番思いつかない、だいたいコイツらに共通している事は、「ハミる」事を、異常に恐れているという事だった。それを回避するためには、他人を「利用」することを、何とも思ってないタイプであった。同級生が一人っ子だからって、何で彼がヒドい目に合わなくては、とも考えたんだけど、夢の中での僕は、「何で彼」だったのか、それを露ほど疑問に思わなかった。



恐らく、一番直近に会った「一人っ子」だからだろうか、ちなみにサークル内で恋愛があったらしいが、その相手ももれなくクソの気がした。



結局僕が、自分に合った「コミュニティ」から離れてしまったのが、一番の原因だった。そして当時の俺は、高校時代に起きた「それ以降」も、「同じような結末」を辿るように、インプットされていたのかもしれない。




そのコミュニティから離れるなら、俺が行き着く先は「俺に合わないコミュニティ」でしかなかった。でもそれも、結局は原因となるヤツがいて、そのしわ寄せを食らったのだろうと思った。




俺はある人の影響で「自己犠牲」しないと、気がすまないようになってしまったが、それが途中で途切れ、自分が「自己犠牲」していた事の説明がつかなくなったのである。





数年ぐらいはすさまじい怒りが押し寄せたんだけど、やっぱり人生ってそんな時期があるんじゃないかと思った。




世に中には「ギバー」「テイカー」そして「マッチャー」というタイプの三種類の人間がいるらしい。

そしてテイカーは、必然的に「ギバー」を利用するのだそうだ。そういう「ターゲット」を見抜く点に関しては、他の人間の追随を許さない。



成功者は「ギバー」に違いないが、さりとて一番「燃え尽きたり」「病んだり」するのもまたギバーである。郷ひろみも「人のために全力を尽くすことが、男の人格形成には必要不可欠である」と説いたが、その過程では、凄まじい逆境が潜んでいたのだろう。かつて矢沢永吉氏が、「10の事を目指そうと思えば、10の面倒な事が間違いなくやってくる」と言っていたが、こういう目に遇うのも、やっぱりギバーの宿命なのかもしれない。





話は変わるが、「世紀末リーダー伝たけし!!」にて、「バーバリアン編」なるものがある。この作品の最終章であり、今までの敵キャラなぞ目じゃないぐらいの「邪悪」が登場するのである。俺は当時「こんなん書くなんて、作者は何考えてるんだ」と思ったのだが、一番苦しかったのは著者の島袋さん本人ではなかったかと考えるようになった。勝手な想像なんだけど、この時島袋さんは20代の後半、僕もそうであったが、未来に進むか、過去を振り返るか、あるいはそれを降りきるか、一番揺れに揺れまくる時期であった。俺の精神崩壊も、20代の最後に起きてしまったのである。




島袋さんは沖縄県出身である。バーバリアンの一人、安藤仁一は、幼少時代凄まじい虐待を父から受けていたが、これは島袋さんの実体験が関係してるのではないか。沖縄は貧富の差が凄まじい。親族の揉め事が、殺人にまで発展することがある。不幸な生い立ちを経験した仁一は、最終的に、いろんな人を巻き添えにして、たけしに倒されてしまう。「愛に飢えていた。」とあるが、逆に言えば、愛情不足と言うことが、凄まじい荒れになるんじゃないか。愛に向かうためにお金がいるのであって、お金のために、愛を犠牲にしてはならない。それは本末転倒であり、父性の原理そのもである。母親役が「不在」という事も、その子供を不幸にするのだろう。「あの
人は、子供を生むべきじゃなかった」と言っていたが、多かれ少なかれどこの家庭にも、そういうのはあるのだろう。




話を戻すと、俺が気に入らないから、言わば気に入らないからヤツの「生き死に」を思い通りにする、というのは、最低な事であり、人として腐っていると思う。ただ幽々白書の仙水は、「腐食しているその部分こそ、本当の俺だと言うことに気づくからさ」と言っていた。いつその「腐っている部分を自覚するかは分からないけど、俺にはそれが「夢を見ること」なのだろうと思った。ストレスで押さえ込んでいたものが、言わば覚醒中に意識する「建前」が、ストレスが済み、夢の中で「本音」として出てくるのではないか、と考えた。





俺はこの1ヶ月ぐらいで、三回ぐらい濃い夢を見た。それは僕に自分の弱さとか醜さを突きつけたのと同時に、「本末転倒」になった俺の考えを、再び元に戻してくれているのではないか、とも思った。自浄作用ではないが、徐々に心に溜まった膿を出してくれている、という風に感じた。




いや〜やっぱり綺麗事言っても、俺も人間だよなやっぱり。









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